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「Hする男と稼ぐ男の2人が必要」という女性が増えている

かつて存在した『微笑』や『新鮮』といった女性誌は、性に関する過激な特集を毎週のように掲載誌、かくして両誌がこじ開けた穴からは“中ピ連”(「中絶禁止法」に反対しピル解禁を要求した団体)や“夕暮れ族”(愛人バンク登録女性)が生まれた。

その後、レディース・コミックが次々と誕生し、最近では、現役の産婦人科医・宋美玄氏が指南するセックス本が50万部を超える時代に。タブーをこじ開けた『微笑』の初代編集長・櫻井秀勲氏の感慨は深い。

「極めて健全な時代になったと思います。これまで、性能力を100%使い切らずに墓に入る男があまりに多すぎたんです。女性が自分から攻められない時代では、一蓮托生。女性はそのまま男とともに枯れていくだけでした。我慢の限界を迎えた女性が、ついに実力行使に出たということでしょう。

『男性が常に2人欲しい』という女性が増えています。『セックスは下手でもいいから金を稼ぐ男』と、『金は稼がなくてもいいからセックスで満足させてくれる男』の2人です。すごい時代でしょう。

女性の主導権はこの10年でさらに強くなると思います。“奇数10年代&偶数10年代の法則”というものがあります。西暦の奇数10年代(1910、30、50年など)は女性が強く、偶数は男性が強い、という法則です。

ミニスカートとロングスカートのブームが、10年ごとに交互に替わるという傾向があるでしょ。だから、2010年からの10年は女性の時代。東京で6万人が参加した先の反原発デモにしても、集まった6万人の中の相当数が女性でした。初の女性首相もこの10年で出てくるはずです」

※週刊ポスト2011年10月14日号

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