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「引っ越し見積もりは最低4社。見積サイトは慎重に」専門家

 3~4月は1年でもっとも引っ越し件数の多い時期。どうしても料金が高くなりがちなだけに、少しでも出費は抑えたい。そこで、より少ない予算で安全に引越しをするための極意を『All About』引越しガイドの森眞奈美さんにきいた。

 最初にすべきことは、引っ越し事業者の手配。訪問見積もりは最低4社に依頼したほうがいいという。

「大手2社、地元密着型1社、料金の安い業者1社に見積もり依頼を。複数の業者に頼むことで、だいたいの相場がわかります」(森さん、以下「 」内同)

 ネットの見積もり一括サイトを使うと10~20社から電話が来て対応に追われることもあるので慎重に使うべきとのことだ。

 訪問見積もりをしてもらえば、正確な料金が算出されやすい。1社につき約1時間を目安に予定を組むといい。

「荷物が多い人は電話やネットでの申告は誤差が出やすいので、必ずプロに見てもらいましょう。いちばん気になる業者は最後にお願いすると、他社と比較しやすく◎」

 そして、依頼する業者を決めたあとは、値段交渉となる。

「各社の見積もりを比較して、価格に納得ができ、信頼できる1社を選択。その際、必ず値段交渉を。不要なサービスは断り、平日に行うなどの交渉次第で、数万円安くなることも。使用トラックは、単身者なら2トン、2~3人家族は3トン、4人家族は4トンが目安です」

 荷造りについてはこんなアドバイスが。

「普段使わないものから少しずつ梱包を開始。業者に頼む場合も、梱包は自分で行うと料金をぐっと抑えられます。時間に余裕をもって、早めに準備を始めましょう」

 とはいえ、引っ越しはケースバイケース。自分にあったプランを立てるのがいちばんだという。

「“家財道具を丁寧に運んでほしい”“とにかく安くすませたい”など、どんな引っ越しをしたいかは十人十色。何を優先するかしっかり見極めて、1か月前には引っ越しプランを決めましょう。荷物が多いファミリーやシニアは業者に頼み、時間や料金の余裕に応じて必要なサービスの増減を。逆に荷物の少ない単身者は宅配便を利用したり、自分で運んだりしたほうが安くなる場合も。自分に必要なプランを選ぶのが大切ですね」

※女性セブン2012年3月15日号

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