学校は誠実な姿を生徒たちに見せることができるだろうか(HPより)
野球部員による暴力行為が発覚し夏の全国高等学校野球選手権大会を途中辞退した屈指の強豪・広陵高校。事態は監督退任に発展し、今も波紋を広げている。同校の対応が問われるなか、ゴルフ界の名門校・沖学園高等学校(福岡県博多区)もある暴力問題で揺れていた──。【前後編の前編】
「感謝の心」「素直な心」「奉仕の心」「懺悔の心」の四心を校訓とする沖学園。数多くのプロゴルファーを輩出し、OGには2021年に「JLPGAツアーチャンピオンシップ」で初優勝した三ヶ島かな選手(29)のほか、北田瑠衣選手(43)、福田真未選手(33)、後藤未有選手(24)などが名を連ねる。
同校硬式野球部は甲子園出場経験もあり、多くのプロ野球選手を送り出し、柔道部ほか全国レベルのクラブ活動が盛んだ。NEWSポストセブンが取材を進めると、各部の寮生たちが暮らす男子寮で暴力事案が起きていたことがわかった。寮内では、寮長A氏 の問題行為が繰り返され、複数の寮生らは“恐怖心”を抱えながら学校生活を送っていた。学校関係者が語る。
「問題が起きた男子寮は学校の敷地内にあり、野球部、柔道部、ゴルフ部など約20人の寮生が生活しています。8畳ほどの部屋で2名が生活し、食事などは広いリビングを利用します。
寮には寮長が常駐していて、寮生らとともに生活。以前は老夫婦が寮長と寮母を務めていましたが、2024年の秋頃に退職。変わって住み込みで寮長を務めることになったのがA氏で、彼は学校の部活動にも携わっていました」
前出・学校関係者は寮長A氏について「30代で身長175cmくらいで体格の良いスポーツマン風だった」と語り、その問題が発覚した経緯を明かした。
「今年の6月中旬に寮生がA氏から暴力行為を受けたことがきっかけで、A氏の 問題行為を学校が把握。その際、ほかの寮生たちもA氏から受けていた暴言や暴力被害を学校に伝えたそうです」
A氏から被害を受けた寮生のなかには、目元を縫うほどのケガを負った生徒がいたこともわかった。前出の学校関係者が続ける。