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モテ僧職男子 二股恋愛してる僧侶は?に「やる人はやってる」

モテモテの僧職男子。なかには二股する僧侶も。

“草食男子”に続くいま注目の“そうしょく”は、お寺に勤務するお坊さん、“僧職男子”。「どんな話も受けて止めてくれる安心感がある」「的確な助言をしてくれて頼りになる」と、近ごろモテモテだという。イケメンで相談にも乗ってくれて癒される!? これは行かない手はない!ということで、当サイトのアラサー女性記者が早速イベントに潜り込んできた!

 今回潜入したのは、東京・銀座の「銀座モダンアート」というギャラリーで月に1、2回開催される『僧職男子に癒されナイト』というイベントで、参加費は3000円。12畳ほどのスペースにはほんのりとお香の香りが漂う。参加者は20人ほどで、30代とみられるOL風の女性多数に、女子大生らしい女の子の姿もチラホラ。むむ、かわいい子や美人さんが結構多いぞ…と、きょろきょろ見回していると、3人の袈裟姿のお坊さんがお経を読み始めてイベントがスタート。

 事前にお教が書かれたプリントが配られていたけど、参加者は読み方がわからないので、正座でプリントを眺めながらじっと待機。15分ほどでお経が終わり、希望者がミニ座卓の祭壇にお焼香を終えると、歓談タイムへと突入した。

 まず、俳優の伊原剛志似のガッチリ体形のリーダー格のお坊さんがおもむろにビール缶をプシュッと開け、気さくに参加者に話し始める。お坊さんはお酒を飲んでもいいのかと思ったが、どうやらお坊さんもお酒を飲むし、たまには肉も食べる、デートもする。いたってフツーなのだとか。

 しかも、お坊さんの手首に巻きつけられた数珠はドクロモチーフと、おしゃれ! さらに袖をごそごそと探ったかと思うと、かわいいキャラクターシールが貼られたスマホを取りだして操作したり、なんだか予想外にとってもカジュアル。なんでも、ガンダム柄お袈裟をオーダーメイドするおしゃれ坊さんもいるとか。意外と自由なんですね~。

 7人くらいの参加者+お坊さんひとりという3つの小さい車座になると、ふきの煮ものや小豆粥、味噌味の筍の炒め物、ナスの煮びたしという“精進料理”をつまみにお酒を飲みながら語り合う。いつもこんな風に話しながら、仏教にまつわるトークをしたり悩み相談に応じたりするのだとか。

 この日のお坊さんは、ひとり遅れてきて計4人。全員30代だそう。そのうちふたりは結婚していると知ってガクッとなったけど、お坊さんの恋愛に興味津々の参加者からは、「二股恋愛ってあるんですか?」との質問も。これに、「多分、やる人はやってるでしょうね。バチが当たれと思いますけどね(笑い)」との爆弾発言も飛び出してびっくり。

 とはいえ大半の僧職男子については「僧侶も一般のかたと同じでごく普通なんです。ただ、ひいき目に見て真面目な人は多いですね」とのこと。“僧職男子を見る目”も必要ということでしょうか。

 さらに、「欲を捨てることが仏の道への第一歩」と説く伊原似のお坊さんに、欲まみれの記者はおずおずと「結婚したいと思っているんですけど、どうしたらいいでしょうか?」と尋ねてみた。すると、お坊さんは「年収が、趣味が、身長が…と皆さんすごく理想を抱きすぎなんです」とバッサリ。こんなお説教をいただきました。

「○○家と○○家が結婚によってひとつの家になるから、お互いがすごく合っていなきゃいけない気がするけど、家なんて関係ないんです。ふたつのものがひとつになるんじゃなくて、ふたつのものはふたつ。皆さん自分のフィールドに相手が合うか合わないかで見ていますが、最初から最後まで他人ですから、死ぬまで“合う”ことなんてないし、理解し合えないんです。だから、最初から合わないことを認めてしまうと。一緒にいて楽しいかどうかだけでいいんです」

 いつも家族や友達にいわれていることも、お坊さんにいわれるとありがたく聞こえてくるからなんだか不思議。これからは欲も条件も捨てて、“楽しさ”重視でいきたいと思います! 19時にスタートしたイベントは22時半といういい時間になっても、「まだいたい人はいてくださって大丈夫ですよ」と温かいひと言。しかも毎回、山梨や千葉など関東近辺のお寺から交通費も出ないボランティアで参加しているとのことで、頭が下がります。女性は話を聞いてくれる男性に弱いもの。こんなゆとりがきっと“モテ”の秘訣かも!?

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