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安倍晋三氏 解散総選挙で今自明なのは民主党が大敗すること

「大阪維新の会から合流要請」との報道が出たこともあって、安倍晋三・元首相に注目が集まっている。維新の会との連携や自民党総裁選への出馬説が取り沙汰されているが、安倍氏の真意はどこにあるのか、本人を直撃した。

――今のまま解散総選挙となった場合、民主党がぼろ負けしても、自民・公明と連立すれば現実として政権ができてしまう。これはどう思うか。

安倍:今の段階ではっきりしていることは一点です。それは民主党が大敗するということ。それ以外は、維新の会も自民党もどこまで議席を増やすことができるか不確定です。だからこそ、今の段階で民自公で連立をつくっていくことを考えるのは、間違っているのです。

 どうすれば多数派が形成できるかという観点ではなく、どうすれば私たちが達成しなければいけない政策課題を解決することができるかという観点から、今後の政局に臨むべきだろうと思いますね。

――そうしたなかで9月に自民党総裁選があるが、どのように対応するつもりか。

安倍:今の時点で、どういう方々が手を挙げるかはわかりませんし、私がどういう立場で臨むかも全く決めていません。前回の総選挙で、多くの有能な議員を我々は失いました。そうなった原因の一つに、私自身が総裁として至らなかったということもあるということは十分に認識しています。

 しかしその上で、命がけでもう一回頑張れといってくれる同志の議員はたくさんいるし、私自身、戦後レジームからの脱却のためにどういう立場で何をすべきか、毎日、自問自答しています。

●聞き手/長谷川幸洋(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2012年9月7日号

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