芸能

堀北真希 朝ドラ撮影過酷すぎて「はい」「いいえ」しか言えず

 NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』がクランクアップした。主演の堀北真希(23才)の10か月間は、極めて過酷なものだった。

「月曜日はスタジオで1週間分のリハーサル。火曜日から金曜日がスタジオ収録。土日にはロケがあったり、番組宣伝の取材やイベント参加があったりで、ほぼ休みがない状態でした」(NHK関係者)

 あまりに過酷な生活の連続に、堀北のストレスはやがて限界に達する。収録も折り返し点を過ぎた4月ごろからは、周囲の目にも“異変”が明らかになっていった。

「ドラマに関する雑誌のインタビューでも、いつもならひとつひとつの質問に丁寧に答える彼女が、ちょっとぶっきらぼうな感じで“はい”“いいえ”とだけしか答えなかったり。スタッフが慌てて“すみません、ちょっと今日は体調が悪くて…”とフォローすることもあったようです」(別のNHK関係者)

 家での過ごし方を聞かれた際には、「読まなくてはいけない台本がありすぎて、好きな読書をする時間がない」と不機嫌そうに答えたことさえあったという。朝ドラの台本は1か月で4~5冊、半年の放送期間で30冊ほどの台本を覚えなければならず、このコメントは堀北がつい口にしてしまった本音だったのだろう。

「あれほど仲のよかった共演者ともあまり話をしなくなり、撮影の合間にも、人の輪に入らずに1人で休んでいることが多くなっていったんです」(前出・NHK関係者)

 ヒロインの“変調”に、現場にはピリピリムードが漂い、「このまま体や心を壊したらどうしよう」と心配する声もあがっていたという。

 極限状態にあった堀北を支えたのが、劇中の医学専門学校同期生、お笑いコンビ・たんぽぽの白鳥久美子(30才)、黒川智花(23才)、西原亜希(25才)、徳永えり(24才)の4人の仲間たちだった。

「5人でNHKの食堂にお昼ご飯を食べに行き、いろんな悩みを相談し合ったみたいです。とくに白鳥さんは堀北さんと仲がよくて、彼女が悩んでいる時期には、2人だけで食堂に行って話したことも。いつもは、女優経験のない白鳥さんが演技について相談する側なんですが、このときはひたすら堀北さんの愚痴を聞いてあげていたようです」(前出・NHK関係者)

 また堀北の側には、“仲間”だけではなく“家族”もいた。

「撮影中に父親役の高橋克実さん(51才)が、“キャリアが増すごとに髪の毛が減っていきました”と、自分のハゲ頭をネタにして現場の空気をなごませたり、姉役のミムラさん(28才)は堀北さんに疲労回復効果のある食事を教えてあげたりしていましたよ」(前出・NHK関係者)

 おかげで堀北は「今がいちばん大変な時期。もうひと踏ん張りしよう」と気分を新たに立ち直ることができたのだという。

※女性セブン2012年9月13日号

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン