自分が、そして家族が病院にお世話になる時、「感謝の気持ちを込めて」と差し入れしたくなるものだが、誰しも入院する機会はそう多くないため、どんな品物が喜ばれるのか、わからないものだ。以下ポイントを列挙する。
【お金を渡すのはNG】
「心付けといって、お金を渡そうとする方もいますが受け取らない規則のある病院が多いです。国公立の病院では法律上受け取れないので、逆に困ってしまいます」(医療ジャーナリスト・油井香代子氏)
【日持ちがして小分け包装された品物が喜ばれる】
「お菓子をいただく機会が多いんですが、ゆっくり食べる時間がないので自宅に持ち帰ったりするんです。なので、何人かで分けられるものは喜ばれます。野菜ジュースや栄養ドリンクなども日持ちがしますし、手が伸ばしやすいです」(都内病院の看護師)
【一番嬉しいのは「手紙」】
「品物ではなく、お気持ちだけで十分です。お手紙やハガキを1枚いただくのが一番嬉しい。お礼や差し入れの有無で看護の内容が変わるなんてことはありえないことなので、気を遣っていただかなくて大丈夫です」(前出・看護師)
※週刊ポスト2012年11月16日号