国内

高須院長 「YES! ○○党」をやってと衆院選出馬要請あった

衆院選出馬の要請があったことを明かした高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が、世の中で起きているあらゆる出来事に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは、新党が乱立し激しい選挙戦が続く衆院選。混迷極める政局につて“美のスペシャリスト”高須院長はどう考える?

 * * *
──今回の選挙では、いろいろな有名人が出馬していますが、高須院長に出馬要請とかはなかったんですか?

高須:それが実は、ある政党から出馬要請があったんだよ。一銭も出さなくていいから、比例区の上位で出ないかってね。で、とにかく選挙運動で日本全国を回って、「YES! 高須クリニック」みたいな感じで「YES! ○○党」って言ってくれって(笑い)。条件はそれだけだったね。お金もいらないし、政策も求められない。ただ「YES!」って言えばいいって(笑い)。

──でも、結局その話は、お断りになったんですよね。

高須:そうそう。もし出馬していたら、おそらく当選してたと思うんだけど(笑い)。ほら、年末はスケジュールが埋まっちゃって忙しいから(笑い)。日本全国回って「YES!」は難しいよ。それに、個人的には政治家になりたくはないんだよ。むしろ、政治家を使う立場になりたい。議員になってすぐに偉い立場になれるならいいけど、今ぼくが政治家になったら下っ端だし、正直あんまりうま味がないかな(笑い)。

──あくまで政治家は利用するものってことですね(笑い)。

高須:その通り(笑い)。今までいろいろとつき合いのあった政治家なんかも、ぼくが新人議員になったら、その瞬間に大先輩と後輩の関係になっちゃうわけでしょ。つき合いづらくて仕方ない。いいことなんてひとつもないよ(笑い)。

──ちなみに、今回の選挙で高須院長が個人的に注目している候補はいますか?

高須:うーん、やっぱりいろんな政党がくっついたり離れたりしたからなあ…。石原慎太郎さんは個人的にすごく評価してたんだけど、日本維新の会と合流してちょっと変わってきちゃったもんなあ。衆院選には出ないけど、愛知県民として(名古屋市長の)河村たかしさんも応援しようと思ってたんだよね。でも、あっちに行ったりこっちに行ったりで、なんだかガッカリしちゃったよ。全然芯が通ってないんだもんなあ。

──たしかに第三極はかなり混乱しているという印象ですよね…。では、政策的に共感する点の多い政党はどこでしょうか?

高須:国民の生活が第一がぼくの考えと近かったんだけど、こっちも日本未来の党になっちゃったからなあ…。でもやっぱり小沢(一郎)さんが、いちばん力がある政治家だとは思うよ。田中角栄と同じで、多少強引だけど、政治的手腕は飛び抜けてるんじゃないかな。これでもし角栄さんみたいに、開けっぴろげな性格で皆に愛されるような人だったら、マスコミも含めてサポートしてくれたかもしれないんだけどね。小沢さんはちょっとズルすぎたのかもね。“保身”に向かう部分があるから、自分は表に出ないで“黒幕”になっちゃう。今回だって嘉田さんを神輿として担いでいるわけでしょ。本当なら小沢さんが前に出たほうが良いと思うんだけど、まあ風当たりが強すぎるから難しいのかな?

──つまり、心情的には小沢さんを評価するけれども、政局的なことを考えると無条件に未来の党を支持することもできない、ということでしょうか?

高須:まあ、ぼくがどこに入れるかは別として、選挙のために作った党っていうのは、あんまり支持できないなあ。もう選挙のやり方そのものを考え直す時なんだろうね。橋下さんが「選挙区調整はじゃんけんで決めてもいい」って言ってたけど、そんな発言が出ちゃうくらいの状況だってことだよ。もう選挙区の調整だけじゃなくって、実際にじゃんけんで議員を決めちゃえばいいのに…って思っちゃうよ(笑い)。

 * * *
 まさかの出馬要請があったことを明かした高須院長。もし出馬していたらかなり面白いことになっていたような気もしますが、院長自身にその気はまったく無いようで、なんとも残念です。ちなみに、本文中の○○は当該政党の文字数を示しているわけではありませんので、誤解の無いようにお願いします!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。9月、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)を上梓した。

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン