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相性悪い意外な食べ合わせ トマト×キュウリ、しらす×大根

 健康志向の高まりで、食事の内容に気を配る人も増えた。だが、さらに一歩進んだ健康な体やアンチエイジングを目指すなら、知っておくべきことがある。良かれと思って食べているものでも、実は組み合わせ次第で毒にもクスリにもなることがあるのだ。

 ここでは、知らずにやっている「本当はやってはいけない食べ合わせ」について紹介する。

【トマト×キュウリ】
 サラダで普段から食べているだけに「えっ、そうなの?」という感じだが、食品問題研究家で、『毒を出す!「新・食べ合わせ法」』(朝日新聞出版刊)著者の増尾清氏は、「栄養の吸収に問題がある」と指摘する。

「キュウリに含まれるアスコルビナーゼという酵素がトマトなどのビタミンCを破壊してしまいます。ただし、キュウリを酢の物にしたり、漬け物にしたりすれば、酵素の働きを抑制してくれます」

 どうしてもサラダで食べる際には、マヨネーズや酢入りのドレッシングをかけて食べることで酵素の働きを抑制できる。

【しらす×大根】
 定番の組み合わせだが、実は相性はよくない。しらすに含まれる必須アミノ酸リジンの吸収を、大根が持つ抗体によって阻害してしまうからだ。

 リジンは体内で作ることができず、食べ物から摂取する必要があるアミノ酸で、免疫力アップや抗ストレス効果がある。「しらすおろし」は美味しい一品だが、控えた方がいいだろう。

【ひじき×牡蠣】
 男性諸氏にとって、ちょっとコワい組み合わせがこれ。

「牡蠣に多く含まれる亜鉛は、タンパク質の合成に必要なミネラルですが、ひじきが亜鉛の吸収を妨げます。亜鉛の不足は味覚障害、ひどい場合は勃起障害を引き起こすことがあるので、男性は特に気をつけるべきでしょう」(医学ジャーナリストの植田美津恵氏)

※週刊ポスト2013年2月8日号

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