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パソコン遠隔操作事件 ネット上では容疑者が同情される理由

 ブロマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブン』では、ウェブニュースサイトの編集者として知られる中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。2月15日配信のVol.7で紹介した、今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「パソコン遠隔操作の容疑者がむしろ同情されている」というネタだ。

 * * *

 冤罪者4人を出したパソコン遠隔操作事件ですが、10日、ようやく“真犯人”とされる男が逮捕されました。普通、犯人が捕まるとネット上では罵倒されることが多いのですが、なんだかこの男、けっこう同情されているんですよね。

 理由は、もしかしたら今回も冤罪である可能性があるということが一つ。そして、男が猫好きである点がもう一つです。ネット上には「猫好きに悪いヤツはいない」といった論調もあります。男が猫カフェで優しく猫に微笑みかける写真が流出しており、それも男を擁護する一因となっています。

 また、今回の件はあまりにも過度なマスコミ報道があった点についても疑問を持たれています。というのも、テレビではニュース速報を出し、朝の情報番組ではトップニュース扱いで長々と報じ、あまりにも報道が過熱していたからなのですね。

 どうも警察がメンツを潰された腹いせをしているんじゃないか、とさえ思えるわけで、「マスゴミもやり過ぎだろうよ!」と猫好きの彼を擁護したくなったのかもしれません。

 ネットで何かを訴える人に対し、人々は時に寛容なこともあります。「気持ちはわかる…」となることもあります。今回逮捕された男は過去にも殺害予告をしていたそうですが、なんでそんなことしちゃうんですかねぇ…。

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