芸能

視聴率絶好調の『花子とアン』小ネタ満載が『あまちゃん』似

 視聴率好調が続くNHK連続テレビ小説『花子とアン』。朝8時15分、放送が終わると、次の番組『あさイチ』はキャスターの有働由美子アナ(45才)と井ノ原快彦(37才)のこんなやりとりから始まる。

有働「“こぴっと”に反応してしまう。それと“て!”ね。なんとなくちょっと使いたくなります」

井ノ原「意味はちゃんとわからないですけど、今日も“こぴっと”いきましょう!」

 ちなみに“こぴっと”は甲府弁で“きちんと”や“しっかり”という意味。“て”は驚いたときに使う言葉。『あまちゃん』の“じぇじぇ”にあたる。

 また、窪田正孝(25才)演じる“朝市”は番組名と同じ名前のため、有働アナが「われわれも朝市くん、大好きなんです」と朝市推しを表明。15才のはな(吉高由里子・25才)が見た目も家柄もパーフェクトな帝大生、北澤司(加藤慶祐・25才)と出会い、胸ときめかせた場面でも、

有働「わかりやすい出会いでございますねえ。このままとんとん拍子のパターンでございます」

井ノ原「いいですよ、ドキドキの毎日で」

 とはなの初恋を応援。

 第1週の平均視聴率は21.6%と好発進。早くも同時期の『あまちゃん』や『ごちそうさん』を抜いた『花子とアン』は、有働アナ、井ノ原のコメントまでをセットで楽しむのがお約束となっている。

「このドラマの面白さは朝ドラの王道を踏みつつ、いろんなことにもチャレンジしていること」

 と言うのはドラマ評論家の成馬零一さん。

 「村岡花子という実在の人物を描いているのにもかかわらず、『赤毛のアン』のエピソードを絡ませるなど、小ネタが満載です。これはみんなが小ネタ探しを楽しんだ『あまちゃん』と似ていますね」(成馬さん)

※女性セブン2014年5月8・15日号

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