スポーツ

高須院長、タニマチのジレンマを告白「懸賞金出すと負ける」

高須院長はタニマチとしてのジレンマを告白

 高須クリニックの高須克弥院長が、様々な出来事に自由な意見をぶつけるシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは大相撲。砂かぶりで観戦する姿がテレビの相撲中継に映り込むことも多い高須院長は、今の相撲界をどう見ている?

 * * *
──さて、五月場所も白鵬の優勝で終わり、なかなか盛り上がりました。今場所から鶴竜関が横綱になって、3人外国人横綱となりました。これは史上初のことだそうですね。

高須:相撲はやっぱりハングリーなスポーツだから、日本で一旗揚げたいって思う外国人がのし上がっていくのは当然のことなんだよ。日本の子供たちなんて、もう全然相撲なんかやってないでしょ。「俺には相撲しかないんだ。相撲で金持ちになるんだ!」って考える日本の子供なんて、全然いないもん。なかなか強い日本人力士が出てこないのも仕方ないよ。

──そういう意味ではモンゴル人力士はハングリー精神が強い、ということですね。

高須:そう。それと相撲って、一瞬のガチンコのぶつかり合いで決まることが多いから、とにかく体への負担が大きいんだよね。だから、なかには体をかばって相撲をとる力士もいる。でも、モンゴル人力士は体が壊れることなんて気にしないで、思いきりぶつかっていくんだよ。だから強い。

──日本も裕福になっちゃって、なかなかいい力士が出てこなくなった、ということですかね。

高須:昔は親方が日本中にスカウトに行ってたけど、今はなかなか難しいらしいしね。「この子は力士に向いているよ」って推薦してくるのは、ただのデブしかいないんだって(笑い)。親方が求めているのは、足腰が強くて運動神経がいい子供なのに、相撲部屋が“デブの捨て所”にされちゃう(笑い)。相撲以外のスポーツもたくさんあるし、仕方ないのかもしれないけどね。

──そんななか、日本人力士のなかで期待が寄せられているのが遠藤関ですが、院長はどう見ていますか?

高須:大学出の力士で横綱まで行ったのは輪島だけでしょ。そう考えると遠藤はあまり出世しないのかもね。やっぱりハングリー精神が足りないっていうか。頭がいい力士はダメなんじゃないの? 輪島はそんなに頭がいいイメージじゃなかったもんね(笑い)。

──高須院長は勢関のタニマチをやられていますよね。

高須:勢もいいよ。ゴルフもうまくて歌もうまい。遊び人力士だけどね(笑い)。五月場所は調子が良かったし、遠藤にだって負けてないよ。勢にはもっと頑張ってほしいんだけど、懸賞金は出したくないんだよねえ。

──なんでですか? 懸賞金があったほうがより頑張りそうな気もするんですが。

高須:勢も頑張るけど、相手も頑張っちゃう。だから、懸賞金を出すと逆に負ける確率が高くなっちゃうんだよ(笑い)。敵に兵糧を与えるくらいなら、懸賞を出さないほうがマシってなるんだよね。タニマチのジレンマだね。

 * * *
 五月場所は、高須院長の応援の甲斐もあって、11勝4敗の好成績で敢闘賞を獲得した勢関。遠藤関だけでなく、勢関にも注目です!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。

トピックス

離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
二階堂ふみとメイプル超合金・カズレーザーが結婚
二階堂ふみ&カズレーザーは“推し婚”ではなく“押し婚”、山田美保子さんが分析 沖縄県出身女性芸能人との共通点も
女性セブン
山下美夢有(左)の弟・勝将は昨年の男子プロテストを通過
《山下美夢有が全英女子オープンで初優勝》弟・勝将は男子ゴルフ界のホープで “姉以上”の期待度 「身長162cmと小柄だが海外勢にもパワー負けしていない」の評価
週刊ポスト
2013年に音楽ユニット「girl next door」の千紗と結婚した結婚した北島康介
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
京都成章打線を相手にノーヒットノーランを達成した横浜・松坂大輔
【1998年夏の甲子園決勝】横浜・松坂大輔と投げ合った京都成章・古岡基紀 全試合完投の偉業でも「松坂は同じ星に生まれた投手とは思えなかった」
週刊ポスト
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志と浜田雅功
《松本人志が11月復帰へ》「ダウンタウンチャンネル(仮称)」配信日が決定 “今春スタート予定”が大幅に遅れた事情
NEWSポストセブン
“新庄采配”には戦略的な狙いがあるという
【実は頭脳派だった】日本ハム・新庄監督、日本球界の常識を覆す“完投主義”の戦略的な狙い 休ませながらの起用で今季は長期離脱者ゼロの実績も
週刊ポスト
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
「なぜ熊を殺した」「行くのが間違い」役場に抗議100件…地元猟友会は「人を襲うのは稀」も対策を求める《羅臼岳ヒグマ死亡事故》
NEWSポストセブン