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格安スマホとキャリア新料金プランの注意点を専門家が解説

 格安スマホが人気だ。ビッグカメラ、ノジマ、エディオンといった大手家電量販店や情報通信サービスを展開するケイ・オプティコム(ウェブ申し込みのみ)が続々と格安スマホの販売に参入し、ようやく機種を選べる環境が整ってきた。だが、選ぶならやはり”違い”を理解してからのほうがいい。

 その一方、この5~6月、大手携帯キャリア3社(ドコモ・au・ソフトバンク)は新料金プランを打ち出し、基本的に横並びになった。高速データ通信のパケット料金は最も安い2GBまで定額」のタイプなら月3500円だ(5GBまでのタイプでは5000円)。
 
 対して格安スマホは、基本的なプランに含まれているのは「月1GBまで」が主流(エディオンのスマホは1日50MBまで=1か月約1.5GB相当)。
 
「ウェブサイトの閲覧やメールの送受信、地図の閲覧、フェイスブックなどを毎日30分ほど使う程度であれば1GBあれば十分です。ただし、YouTubeなどで動画を5分見ると20~80MB消費します。画質にもよりますが、月に1~4時間ほどの動画閲覧で1GBに達します」(スマホ評論家・新田ヒカル氏)
 
 1GBを超えると、データ通信速度が各社200kbpsまでガクンと落ちる。このスピードはメール送受信やツイッターの利用、簡単なウェブ閲覧程度なら問題ないものの、画像を添付したメールを送受信しようと思うと数分かかり、動画視聴はほぼ不可能なレベルだ。
 
 なお、格安スマホを販売するエディオン以外の3社は、上限に達した後も追加料金を支払えば高速データ通信を引き続き利用できる(100MBあたり150~300円)。

※週刊ポスト2014年7月11日号

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