8月31日に宮崎県新富町の公園で遊んでいた女児2人に、26歳の女がいきなりワンピースの前を広げて見せ、その様子を35歳の夫がビデオカメラで撮影していた騒動が勃発。これを受け、9月27日にこの夫婦が公然わいせつの疑いで逮捕された。2人は公立校の教師だった。
この事件が起きた宮崎県は、露出マニアの間ではちょっとした「有名県」なのだという。2008年には県庁の前庭で男女3人が全裸になって撮影し、公然わいせつで逮捕される事件も起きている。
事件が起きた背景について、露出マニアを長年にわたって取材しているライターの下関マグロ氏がいう。
「温暖な気候と雄大な自然が開放的な気質を育むのか、他県に比べてなぜか宮崎県には露出マニアが多いんです」
また、今回の事件のように自分の妻の裸を他人に見せる夫婦は全国的に増加傾向にあるという。
「さまざまな性嗜好があるなかで、露出嗜好はすでに1つのジャンルとして確立されている。自分の妻の裸を他人に見せて興奮する夫と妻を数組取材したことがありますが、驚いたことに、いずれも美人妻ばかり。夫からしてみれば、自慢の妻を見せびらかすことで優越感を覚えるのかもしれない」(同前)
露出の仕方にもさまざまなパターンがあるようだ。宅配ピザや出前を注文し、配達人が届けに来たら妻が全裸で出迎え、背後から夫が撮影して興奮する。深夜、妻が全裸でコンビニに買い物に行き、店員の反応を見ながら夫が興奮する……。
「こうした露出マニアが世界中いたるところで増えていて、雑誌に投稿したり、動画サイトにアップして楽しんでいる人も多い」(同前)
マニア同士で楽しむならいいが、夫婦の“校外授業”はいくら何でも許されなかった。
※週刊ポスト2014年10月17日号