国内

30才妻射殺の75才院長 多趣味で手術の腕は確かだったとの評

 セレブな街、東京・田園調布の敷地約200坪の豪邸で事件は起きた──。10月17日、2階にある寝室のベッドで、横浜桐峰会病院の松本義峯院長(75才)と、妻の亜耶乃さん(30才)が、大量の血を流して仰向けで倒れているのが発見された。松本さんは散弾銃を抱えるように横たわっており、頭を撃たれた痕があった。

「ここでご主人をお見かけしたことはありません。あの女性が奥さんだったのか、170cmぐらいの背の高い、スポーティーな感じのきれいな女性は何度かお見かけしていましたけど、家の電気もつかないし、生活していたという感じはありません」(近所住民)

 警視庁の発表によると、亜耶乃さんの自宅はその豪邸だが、松本さんは横浜にある病院の敷地内にある古びた2階建てが自宅となっており、実質別居状態だった。

「院長は救急指定病院にこだわっていて、いつでも出動できるようにとその家で寝泊まりしていました。75才ですが、外科医としての手術の腕は確かですし、地域に密接した医療機関として訪問介護や老人ホームなどもやっていたんです。2年ほど前には、県から表彰されたこともあったほど」(病院関係者)

 一方、こんな話も…。

「先生は多趣味で、あれだけ仕事をして、プライベートも充実していて、とても70代とは思えませんでした。そのせいか、若い女性が好きでね…。10年ほど前に離婚した前妻も15才くらい年下でしたし、亜耶乃さんの前にも20代の婚約者がいたんですよ」(松本さんの知人)

 その婚約者には、ダイヤモンドのネックレスや腕時計などブランドものをよくプレゼントしていたという。

「その女性と話す時は赤ちゃん言葉で、ちょっと見てられなかったなぁ。結局、“体も触らせてくれない”と愚痴ってましたが、いつの間にか別れて、2年前の夏頃には亜耶乃さんと再婚していました。でもそのあとも具体的には言ってませんでしたが、“年が離れた夫婦って難しい”ってこぼすことがありました」(前出・松本さんの知人)

 遺体発見時の様子から、松本さんが無理心中を図ったと見られている。遺書もなく、動機については明らかになっていないが、経営難を指摘する声もあった。しかし松本さんは神奈川県を中心にかなりの不動産を所有しており、その登記簿などから金銭苦であったことは窺えない。

 ただし、亜耶乃さんは寝間着姿で布団をかけられた状態で胸と腹を散弾銃で撃たれていることから、寝込みを襲われたと推察され、そこには明確な殺意が窺える。

※女性セブン2014年11月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

裁判所に移されたボニー(時事通信フォト)
《裁判所で不敵な笑みを浮かべて…》性的コンテンツ撮影の疑いで拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26)が“国外追放”寸前の状態に
NEWSポストセブン
山上徹也被告が法廷で語った“複雑な心境”とは
「迷惑になるので…」山上徹也被告が事件の直前「自民党と維新の議員」に期日前投票していた理由…語られた安倍元首相への“複雑な感情”【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカの人気女優ジェナ・オルテガ(23)(時事通信フォト)
「幼い頃の自分が汚された画像が…」「勝手に広告として使われた」 米・人気女優が被害に遭った“ディープフェイク騒動”《「AIやで、きもすぎ」あいみょんも被害に苦言》
NEWSポストセブン
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(時事通信フォト)
《潤滑ジェルや避妊具が押収されて…》バリ島で現地警察に拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26) 撮影スタジオでは19歳の若者らも一緒だった
NEWSポストセブン
山上徹也被告が語った「安倍首相への思い」とは
「深く考えないようにしていた」山上徹也被告が「安倍元首相を支持」していた理由…法廷で語られた「政治スタンスと本音」【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
不同意性交と住居侵入の疑いでカンボジア国籍の土木作業員、パット・トラ容疑者(24)が逮捕された(写真はサンプルです)
《クローゼットに潜んで面識ない50代女性に…》不同意性交で逮捕されたカンボジア人の同僚が語る「7人で暮らしていたけど彼だけ彼女がいなかった」【東京・あきる野】
NEWSポストセブン
TikTokをはじめとしたSNSで生まれた「横揺れダンス」が流行中(TikTokより/右の写真はサンプルです)
「『外でやるな』と怒ったらマンションでドタバタ…」“横揺れダンス”ブームに小学校教員と保護者が本音《ピチピチパンツで飛び跳ねる》
NEWSポストセブン
台湾有事を巡る高市早苗首相の発言から緊張感が高まり続けている(時事通信フォト)
《台湾有事のゼロ日目は始まっているのか》米・シンクタンクが想定する3つの“開戦シナリオ” 防衛族の与党重鎮は「中国側に開戦の口実を与えてしまった」と憂慮
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
公設秘書給与ピンハネ疑惑の維新・遠藤敬首相補佐官に“新たな疑惑” 秘書の実家の飲食店で「政治資金会食」、高額な上納寄附の“ご褒美”か
週刊ポスト
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン