アメリカの人気女優ジェナ・オルテガ(23)(時事通信フォト)
〈私が乳出してるみたいな画像めっちゃ出回ってるけどAIやで、きもすぎ〉
12月2日、シンガーソングライターのあいみょん(30)が、生成AIで加工されたと思われる自身の画像に対して、Xで不快感をあらわにした。拡散されているのは、路上で座り込んでいるあいみょんの画像。胸元が開きすぎているようにも思えるが、一見するとAIとは思えないほど自然だ。
SNSに詳しいライターが解説する。
「元の画像は、あいみょんさんが2024年4月にXで投稿したもので、胸元の部分は白く塗りつぶされていました。あいみょんさんが指摘している画像は、その塗りつぶされていた部分がAIで加工されたものと見られ、 別のSNSで投稿・拡散されていたものでした。
あいみょんさんはSNSで頻繁にプライベートショットを公開していますが、物議を醸した画像には〈あいみょんから学ぶおしゃれコーデ〉と記載されており、まるでプライベートショットをそのまま転載したようにも見えてしまう。あらぬ誤解を生まないためにも、一言言わずにはいられなかったのでしょう」
昨今、急速に発達する生成AIを巡って議論が活発化している。それは海を超えたアメリカでも──。
現地時間11月29日、Netflixドラマ『ウェンズデー』などで知られるアメリカの人気女優ジェナ・オルテガ(23)が、モロッコで開催予定の「マラケシュ国際映画祭」の審査員記者会見に出席。映画界における生成AIの脅威について〈コンピューターには魂がなく、私たちが共感したり、つながりを感じたりできるものではありません〉と持論を述べた。
オルテガは、過去に米日刊紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで〈AIが嫌いだ〉と発言している。その背景に「ディープフェイク被害」があったと指摘するのは、大手紙国際部記者だ。
「オルテガは、パブリックイメージ向上のために14歳でTwitter(現・X)アカウントを開設したそうですが、3年ほど前に削除しています。理由は、卑猥な加工をされた自身のディープフェイクを数多く目にしたからだそう。
特に出演作『ウェンズデー』が配信された後は大量に流れてくるようになったようで、不快に思ったオルテガは、ある日思い立ってアカウントを消去したとのことです」
オルテガは同インタビューで、ディープフェイクに対する強い嫌悪感を示している。
