年内に解散を発表したお笑いコンビ・ロシアンモンキーとマキシマムパーパーサム。突然の決断に芸人仲間からは惜しむ声が続出しているが、一方で、有望と期待されている若手が解散していくケースが増えるのではないかという噂が飛び交っている。
「いま吉本では、若手にちょっとした解散ブームとでも言うべき波が来ているんですよ」
そう漏らすのは、ある放送作家。10年以上キャリアを積んできて、さぁこれから! という段階のコンビが、もしかすると次々に解散を決断していくかもしれないと話す。
「今年4月に、やはり有望株として期待されていたアームストロングが解散したんですよ。安村はピン芸人として芸人を続けていますが、栗山は“くり”という芸名で、パチスロ必勝本専属ライターとしてパチスロ番組を中心に、イベント業などもこなすマルチな活躍を見せている。
面白いことに、栗山は芸人時代よりもはるかに稼げるようになり、収入も安定しているんです。この事実に、他の若手たちが、『芸人よりも他の一芸で勝負したほうが食っていけるのではないか?』と色めきだっている」(前出・放送作家)
皮肉なことに芸人を辞めて、違う芸で勝負したところ、活躍の場が広がったというのだ。
「ロシアンモンキーとマキシマムパーパーサムが、栗山に影響を受けたかどうかは知りませんが、今、吉本の若手の中では「解散したほうが一攫千金の可能性が高い」という幻想を抱いている人が少なくない。解散したいと駆け込んでくるコンビが列を作っているとか(笑)。
なかには有望株もいますから、事務所はその制御に四苦八苦しているみたいですよ。そんなに甘くないと思いますが、芸人で売れることに魅力を感じなくなってきている若手が増えているのは事実でしょうね」(前出・放送作家)