ビジネス

「日本リプトン創業家」で遺産&株式「骨肉の争い」起きていた

 大塚家具のお家騒動は日本の企業の約95%を占める同族経営企業にとって他人事ではない。日本に紅茶を普及させる大きな役割を担った京都の老舗でも、「骨肉の争い」が長年にわたって繰り広げられていた。3月23日発売の週刊ポスト(4月3日号)が報じている。

 争いの最中にいるのが、城生真里氏(47)。真里氏の父は、「京都の紅茶王」と呼ばれた故・福永兵蔵氏。その婚外子である真里氏は、2005年に兵蔵氏が101歳で大往生を遂げた後、異母兄弟と約8年にわたる裁判闘争を繰り広げてきた。

 兵蔵氏は、1930年に京都・三条通に「リプトン・ティーショップ第1号店」を開店。その事業を軌道に乗せ、一代で京都屈指の資産家に上り詰めたが、艶福家としても名を馳せた。2度の結婚で5人の子供をもうけたほか、複数の愛人がいたとされる。

 真里氏の母・城生八重子氏(74)が兵蔵氏と出会ったのは18歳の頃だった。モデルとして活躍していた八重子氏は銀座の有名クラブで兵蔵氏と知り合い、26歳の時、兵蔵氏の子を身ごもり、真里氏が生まれた。兵蔵氏は認知した。

 だが、後に両親の関係は悪化。八重子氏は自分ひとりの力で娘を育てることになった。真里氏が兵蔵氏に会ったのは小学校に上がった頃が最後だったという。それから30年ほど後に、真里氏は父の死を知った。

 真里氏は同誌で、兵蔵氏の会社を継いだ長男らとの遺産をめぐる法廷闘争について、詳細に証言している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?(時事通信フォト)
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?「エンゼルス時代のようなセットポジションからのショートアームが技術的にはベター」とメジャー中継解説者・前田幸長氏
NEWSポストセブン
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
元セクシー女優・早坂ひとみ
元セクシー女優・早坂ひとみがデビュー25周年で再始動「荒れないSNSがあったから、ファンの皆さんにまた会いたいって思えました」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
漫画家の小林よしのり氏
小林よしのり氏、皇位継承問題に提言「皇室存続のためにはただちに皇室典範を改正し、愛子皇太子殿下の誕生を実現しなければならない」
週刊ポスト
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO(HPより)
「TOKIOを舐めるんじゃない!」電撃解散きっかけの国分太一が「どうしても許せなかった」プロとしての“プライド” ミスしたスタッフにもフォロー
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン