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中国人花見客の不評っぷり 便所割り込みやゴミの不分別など

 東京きっての花見の名所で知られる上野公園には、大勢の中国人観光客も訪れて花見を堪能していた。中国には桜を眺めながら飲食する習慣はないが、日本に来た中国人たちは桜の下でも「爆飲み」ぶりを発揮した。

「格安量販店のビニール袋に大量のウイスキーのボトルを入れた5人くらいの男性グループがやってきて、豪快に飲んでいたね。声がやたら大きくて、中国語が遠くまで響いていた」(上野公園の日本人客)

 ルールを守って飲むぶんにはいいのだが、飲酒NGの場所に酒を持ち込もうとして一悶着起きたケースもあった。広い園内を散策しながら桜が楽しめる新宿御苑では、近くの高島屋にある英語と中国語の案内板を見て花見に来る中国人も多いが、

「新宿御苑は飲酒禁止。入り口でアルコールを持ち込まないよう持ち物検査を実施しているが、中国人客が『どうしてダメなんだ』と警備員と押し問答する場面があった」

 と警備担当者は顔をしかめる。

 どの花見スポットでも顰蹙を買ったのが行列への割り込みだ。花見の時期には仮設トイレが設置されるが、どうしても長い行列ができる。

「日本人がきちんと列に並んでいるところに、3歳くらいの男児を抱えた中国人の男が走ってきて、堂々と割り込み。子供は仕方ないと皆が譲ってあげると、子供に小便をさせた後、自分も平然と用を足していたのには呆れたよ」(上野公園の日本人客)

 宴の後に残されるのは大量のゴミ。日本人客にもマナー違反する者はいるが、とりわけ中国人によるゴミ問題は清掃員を悩ませたようだ。上野公園でゴミを集めていた清掃員がぼやく。

「分別の文化がないのか、燃えるゴミと燃えないゴミ、ビンや缶も全部同じところに一緒に放り込んで、知らん顔で行ってしまう。最近では分別してくれる外国人も増えているのに……。

 日本語と英語で表記はしてありますが、どちらも読めないんでしょうかね。たとえ読めなくても、分けなければいけないことはわかりそうなものなのですが」

※週刊ポスト2015年4月17日号

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