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『旅の手帖』編集長が勧める秋の観光 温泉とアートのコラボ

 あらゆる旅好きのバイブル的な存在である月刊『旅の手帖』。その編集長を務めるとともに、自らも秘湯好きで、全国各地の温泉を渡り歩いている矢口正子さん。彼女が“今年らしい”とオススメするのが温泉とアートのコラボスポットだ。

「近年は、町おこしの一環として温泉街にアート作品が展示されたイベントが各地で行われています。

 この秋、注目のひとつめは、群馬県中之条町です。ここは、四万温泉など温泉の街として知られていますが、中之条では2007年から海外作家の芸術作品を街のあちこちに展示中。温泉とアートが1か所で楽しめるから心も体も満足できますよ!」

【群馬県・中之条ビエンナーレ】
 中之条町で2年ごとに開かれるアートの祭典。町内各所で総勢130組を超えるアーティストの作品を展示。鑑賞パスポート当日1000円、高校生以下無料。9月12日~10月12日まで開催。JR吾妻線・中之条駅からバスで各エリアへ。

 続いては愛媛県松山市の道後温泉を紹介してくれた。

「日本三古泉のひとつとして知られる道後温泉では、現在、写真家の蜷川実花さんの世界観を表現したアートの祭典を実施中。原色の花柄をあしらった道後温泉本館のエントランスやラッピング電車など、町全体が華やかに彩られていて楽しめます。

 秋はなんといっても芸術。もうひとつ、温泉街ではありませんが、今年は琳派400年記念祭が京都で行われます。秋には続々と記念イベントも行われるので、各地の美術展を訪れ、知的好奇心を満たしてください」

【愛媛県・道後アート】
 写真家の蜷川実花とコラボし、町のあちこちに彼女の世界観をあしらった建物やホテルの室内などが登場。2016年2月29日まで。JR予讃線・松山駅から路面電車で約20分。

※女性セブン2015年9月24日号

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