三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
2025年11月8日、9日に開かれる「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席するため、三重県を訪問された天皇皇后両陛下。到着された日は鳥羽市の鳥羽水族館を視察された。
鳥羽水族館では、国内で唯一飼育されているラッコなどをご覧になった両陛下。ラッコが水槽のガラスに張り付いた餌のイカをジャンプして取る「イカミミジャンプ」に両陛下は歓声をあげ、拍手を送った。
この日、皇后雅子さまはパンツスーツをお召しになり、全身をブラウン系のワントーンコーデでまとめられていた。
SNSでは、〈ワントーンコーデとってもすてき〉、〈秋らしいブラウンコーデも素敵すぎる〉など、その装いに注目が集まった。
手にされていたライトブラウンのバッグは、フェラガモのもの。このバッグとパンツスーツの組み合わせは2024年10月に岐阜県を訪問された際と同じコーデ。昨年は、このバッグが30年以上愛用されているバッグであることが報道され、話題になった。
昨年はバッグのゴールドの金具と同じ、ゴールドのネックレスをお召しになっていたが、今回はスカーフをお召しになり、華やかさをプラスしていた。雅子さまのように、首に巻いたスカーフの先端をジャケットやコートの中に入れるとすっきりした印象になり、上品でかっちりした雰囲気になる。
また、ワントーンコーデはのっぺり見えてしまいがちだが、同色系のアイテムでも濃淡が違うものや、複数の素材をミックスすると、メリハリのあるスタイリングにすることができる。
季節を感じさせるエレガントな装いを見せている一方で、ひとつの物を長く愛用されている姿から、流行に左右されない“サステナブルファッション”も表現されていた。
