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中国製薬会社社長 日本製風邪薬人気に「恥だ」と発言

薬の「爆買い」に中国製薬会社社長が怒り

「日本まで行って、風邪薬を買ってくるなんて、製薬企業にとって最大の恥だ」との中国の地方幹部でもある製薬会社社長の発言が話題を集めている。

 ネット上では賛否両論のコメントが書き込まれているが、「中国製の薬は偽物が多くて、とても飲む気にはならない。日本製には偽物がないことは確かで、中国よりも信頼できる」など中国製の偽薬を不安視するコメントが多く寄せられている。

 この発言の主は湖北省の政治協商会議委員で、人福医薬集団会長の王学海氏。王氏は大学院で薬学を研究し博士課程を修了し、自ら医薬品製造・販売会社を興した立志伝中の人物。

 昨年1年間の売上は100億元(約2000億円)を突破する見通しで、記者会見で、「中国の製薬業は新たな段階に入っており、外国との競争にも打ち勝つほど品質が高く、値段も安い」と豪語した。

「日本に行って風邪薬を買ってくるなんて……」などの発言が出たのも、この会見で、中国製の薬品の品質の高さをアピールした形だ。

 ところが、王氏の発言がネット上で流れると、賛否両論のコメントが続々と寄せられ、大きな反響が巻き起こった。

 賛成派は「日本は戦争中に中国で人体実験をするなど、日本の薬は中国人の血でできているようなものだ」などの極端な意見のほか、「炊飯器や温水便座など、なんでも日本製を賛美するのは中国人の品性を貶めるものだ」と意見も寄せられた。

 反対の意見で多いのは、中国で出回っている偽物を批判する声で、「偽の薬製造で中国の薬はやばいからな」「そんなことは、偽物のすべてなくしてから言ってくれ」「中国では偽物が多すぎるよ。日本の場合と信頼感が違うよね」などとのコメントが書き込まれた。

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