年令を重ねたならば、それなりに落ち着いてくれればいいものの、いつまで経っても馬鹿なのが男というもの。R60夫の馬鹿っぷりに困っている3人の奥様が、男たちの愚行を暴露します。
◆指からインフル夫
指先がカサカサの夫(77才)は、新聞1枚めくるたびに、親指と人差し指をペロン、ペロン。スーパーでも、お札を出すたびペロン。
見た目、汚らしいし、「風邪ひくから、手を洗って」と口を酸っぱくして注意していたんだけれど、「オレは、そんなヤワな体、してねぇ」って。
その夫が先日、熱を測ったら38度5分。インフルエンザだったの。それで何を言うかと思えば、「ゴホゴホ。お前は風邪ひくとは言ったけど、ゴホ、インフルエンザにかかるとは言わなかったぞ」だって。
で、丸5日、あんなにつらい目にあったのに、治ったらまた、新聞の端がよれるほどナメつくしてるの。あ~あ。
(宮城・70才・パート)
◆人目ひく、スカし夫
うちのダンナ(68才)のファッションセンスはなかなかのもの。中折れ帽をかぶって、粋なチェックのジャケットなんか着て街を歩いていると、振り返る人もいるもの。
ところがダンナの悪癖が特大のスカし屁。歩きながらならまだいいわよ。この間は高層ビルのエレベーターに乗ったとたん、すぅ~。悪いことに、夫と私と若いカップルしかいなかったから、犯人は明らかよ。
いくら高速エレベーターといっても、一定の時間、密閉される。気まずいなんてもんじゃないって。シャレた格好して、人目を集めてオナラって…タチ、悪すぎるわ。
(東京・65才・専業主婦)
◆しみったれ夫
夫(70才)は、私がスーパーに買い物に行く気配を見せると、「オレが乗せていく」といそいそと車庫へ。
そこだけ見た人は「親切なダンナ様ね」と言うんだけど、とんでもない。私が横を向いている間に、自分が食べたいお菓子や漬物とかをポンポンとかごに入れて、レジを通過するときは「車、持ってくるわ」といなくなるんだもの。
毎度毎度だと頭にきて、車の中で手を出すと、「オレは運転してんだ。このケチババアが」とブチ切れる。
若いときはただのバカ男だったけど、年をとったらケチの合併症になっちゃった。
(栃木・66才・理髪店)
※女性セブン2016年2月25日号