◆華麗な転身に期待!
都知事選については、まず「女の闘い」と書いたスポーツ紙がありました。「百合子VS蓮舫」!! それに丸川珠代さんの名前も入っていたので、あぁ、全員テレビでしゃべってた人。もともと「出たい人」たちは、選挙にも「出たい人」たちだったのだといろいろ思い出してしまいました。
小池百合子さんは『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)のコーナー「竹村健一の世相講談」で知的で絶妙な切り返しをしていたのが印象的。兵庫県芦屋出身のお嬢さまでカイロ大学卒という“破壊力”は、政界に進出する前から威力がありました。
一方、出馬を否定した、東京世田谷出身の蓮舫さんは、私にとっては小学校から大学までの後輩であるうえ、彼女がMCとして最初にレギュラーをもった番組『朝まで湾岸ライブ』(テレビ朝日系)の放送作家をしていたという御縁。クラリオンガール出身ということやビールのCMでの小生意気な様子が当時、女性には嫌われていたものですが、変われば変わるものです。
そしてこちらも「意思はない」とおっしゃっている丸川珠代さんは『ビートたけしのTVタックル』(同)で決して笑わない女子アナとして仕切っていたのが印象的。同局の“地デジ大使”だったのに安倍晋三さんのラブコールを受けて出馬を決めたため、地デジ推進のCMがお蔵入り。一緒に出ていた地方局のアナウンサーのみなさんにはずいぶん恨まれたと思います。
このようにしゃべり手時代のVTRや参院選に出馬予定のSPEEDの今井絵理子サンのように歌ったり踊ったりしているものが流れるならまだしも、山本太郎さんのように身体を張ったダンスをしているところや曰く、「叩けばホコリがまだ出る」(!)東国原英夫サンの「フライデー襲撃事件」だったり、『サンデージャポン』(TBS系)で八代英輝弁護士と共に「青空有罪・無罪で~す」と茶髪をなびかせていた頃の橋下徹サンだとか…。ちょっと恥ずかしいプロフィールも「抜群の知名度」に入っています。
理想は、その知名度に負けない意欲と行動力で政治に情熱を注いでくださること。政治家&候補者の劇的ビフォー&アフターに期待します。
※女性セブン2016年7月7日号