絶大な支持を集めながらも、恋愛スキャンダルを報じられることがなかった小林。デビュー以来、浮いた話がとんと聞こえてこなかった彼女が、会見で恋愛を語ったのは「1991年3月15日」。これも最初で最後、の伝説となった。

 その会見は、入籍の翌日に開かれた。お相手は、当時小林が所属していた大手芸能プロダクション社長だった。前出のワイドショー関係者が言う。

「日本中が驚いたと思いますよ。交際は17年にもおよび、すでに入籍済み。しかも会見の2か月前に長男を出産していたことも明かしたからです。もともと細かったこともありますが、それにしても月日、仕事をセーブしながら誰にも気づかれずに出産したわけですから、もうみんなびっくりだった。あんな会見は、あとにも先にもないんじゃないですかね」

 横綱・千代の富士(61才)が引退し、SMAPがCDデビューを果たした1991年。宮沢りえ(43才)の写真集『Santa Fe』がベストセラーとなり、“バツイチ”が流行語となるなか、小林は芸能界から姿を消した。

《私、10代から、いつも20年先にこうなりたいと考えてきたのね。だから、今、40歳も含めて、50歳になったときどんな女でいるか興味深いですね。“いいオバサン”にはなりたくない。やっぱり“女”。“女”でいたいな》(『anan』1985年5月24日号)

 かつてそう語っていた小林。今『クウネル』で見せた姿は、50才どころか、60代を迎えてなお「女」に他ならなかった。

※女性セブン2016年8月4日号

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