「メールの中には、“敏勝さんの遺族年金を受け取っている間、事実婚は誰にも知られたくない”という内容もありました。本来、夫との死別後に別の男性と事実婚でも生計を一にしていれば、遺族年金の受給を止めなければなりません。だから佳代さんは“事実婚をバラさない”という工作を持ちかけたのでしょう。そうして佳代さんは、敏勝さんの遺族年金を受給し続けつつ、Aさんからも援助を受けた」(前出・皇室記者)
子供を抱え、女が1人で生きて行くのは、並大抵の苦労ではなかったのだ。眞子さまが佳代さんの来し方をどれだけ詳細に聞かれたかはわからない。だが、眞子さまには佳代さんが“壁にぶつかっても、たくましく生きる女性であり母親”と映ったことは想像に難くない。
「夫の死後、その時々に合わせて頼れる味方を作り、生活を支えてもらえるほど相手の信頼を勝ち得た佳代さんに、皇室という“究極の温室”で育たれた眞子さまが、虜にされないはずはなかったのです」(皇室関係者)
佳代さんは過去、眞子さまのことを「気持ちがまっすぐで、いろいろと気を使ってくれる」と評したという。眞子さまはまっすぐに、佳代さんを信じ切られたのだろう。さらに、小室家から眞子さまが伝えられた、Aさんの「返してもらうつもりはなかった」という発言の録音データが、眞子さまの佳代さんへの心酔を確実なものにする。
「眞子さまから見れば、小室さんは“法律の専門家”です。そんな小室さんが、絶対の自信を持って証拠を示しているのだから、眞子さまは信じられるほかなかったでしょう。佳代さんへの信頼も相まって、眞子さまは“Aさんにお金を渡してはいけない”という意向を持たれた。そうして、小室さん側の主張を主導されたように思えてなりません」(皇室ジャーナリスト)
紀子さまが心配された眞子さまの「危うさ」
眞子さまは実の母である紀子さまと佳代さんを比較され、佳代さんへの信頼を深めていかれたこともあるだろう。民間出身であられた紀子さまは、美智子さまを目標にし、“皇族らしくあること”に腐心されてきた。
「紀子さまは、眞子さまや佳子さまにも、挨拶に始まり生活のあらゆる場面で厳格に接してこられた。それに対し、お嬢さまがたは“何を細かいことを”と反発される気持ちもあったようです。
経済的にはなんの不自由もなく“温室”で悠々と暮らすなかでの、細かいお小言。その一方で、佳代さんは“荒波”のなかを息子と2人で生き抜いてきた。しかも、小室さんには自分を“お母さま”と呼ぶように、育ちのよさも身につけさせた。眞子さまが“2人の母”を比べて、佳代さんのたくましさに憧れを持たれたのも、無理はないことかもしれません」(前出・別の皇室関係者)
そんな眞子さまを最も強く嘆かれ、涙されているのが紀子さまだという。