国内

筑附高進学の悠仁さま、会見が絶賛された愛子さまとは対照的な門出

悠仁さまは、天皇陛下の子供世代ではただ1人の男性皇族だ(2021年8月、東京・港区。写真提供/宮内庁)

悠仁さまは、天皇陛下の子供世代ではただ1人の男性皇族だ(2021年8月、東京・港区。写真提供/宮内庁)

「二十歳という節目を無事に迎えることができましたことを嬉しく思っております」

 若草色のツーピースにパールのネックレスという落ち着いた大人の装い。マイクの前に座られた天皇家の長女・愛子さまの表情は自信に満ちあふれていた。

 3月17日、皇居・御所で愛子さまの初めての記者会見が行われた。冒頭、愛子さまは前日に福島県沖で発生した地震の被災者を労い、亡くなったかたへ哀悼の意を捧げられた。上皇ご夫妻や天皇皇后両陛下が最も大切にされてきた、困難を抱える国民に寄り添うという心をしっかりと受け継いでいることを示された。その後はやや緊張されながらも、笑顔やユーモアを交えて、現在の心境をご自分の言葉で丁寧に語られた。

「小さい頃から人見知りのところがございますので、これから頑張って克服することができればと思います」

 その言葉に、学習院初等科・中等科時代に直面した壁が思い起こされ、胸が熱くなった人も多いはずだ。両陛下や上皇ご夫妻への感謝の気持ち、成年皇族としての抱負をゆっくりと、噛み締めるように語られた愛子さま。最も力を込められたのは、皇室のあり方についてのこんなご発言だった。

「上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、『皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす』ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると私は認識しております」

 真摯な口調で語られたこの言葉は、天皇家の娘という運命を受け入れ、国民とともに歩むという決意表明にほかならない。

 昨年12月1日、20才のお誕生日を迎えられた愛子さまは淡いメイクの近影とともに、文書で「ご感想」を発表した。

「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして、日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」

 同月5日には成年行事に臨み、正装であるローブ・デコルテに身を包まれた。叔母の黒田清子さん(紀宮さま)から借り受けられたティアラを戴き、颯爽とカメラの前に立たれた愛子さまのお姿には、多くの国民がため息を漏らしたはずだ。『皇室の窓』(テレビ東京系)の放送作家で、愛子さまの生誕時から成長を見守ってきた、つげのり子さんが目を細める。

「愛子さまの立派なご感想に、涙が出そうになりました。『両陛下をお助けしたい』『感謝の気持ちを忘れず』というお言葉は、心の底から出てきたのだと思います。だから、多くの人の心を打ったのでしょう」

関連記事

トピックス

【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
各局が奪い合う演技派女優筆頭の松本まりか
『ミス・ターゲット』で地上波初主演の松本まりか メイクやスタイリングに一切の妥協なし、髪が燃えても台詞を続けるプロ根性
週刊ポスト
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン