元妻は「友近のショー」で活動再開
文春の記事では、羽生の離婚発表直後、末延さんは母と連れ立って後見人のもとを訪れ、結婚生活の真相を告白したとされる。しかも、離婚に当たって、「羽生家での出来事を第三者に口外しない」といったことを約束させた「念書」のような存在への言及がある。
「通常、念書の存在そのものも、周囲に明かしてはいけないものです。しかし、それを内容も含めて後見人が代弁してしまったのは羽生さん側の誤算だったのでしょう」(前出・別のスポーツ紙記者)
そのうえ、デイリー新潮では、末延さんは無言を貫くことなく、記者の質問に答えていた。
「いくら念書をとったといっても、本人や親族以外から、いつまた“爆弾発言”が出てくるかわかりません。法的措置にまで言及したのは、元妻や関係者サイドに対して、“全面戦争も辞さない”という態度をアピールするためだったのではないでしょうか」(前出・スケート関係者)
その効果があったのか、末延さん一家と長く家族ぐるみのつきあいがあった人物は、本誌『女性セブン』の取材に「(末延さんも母親も)2人とももう元気ですので、心配なさらなくて結構ですよ」と語るばかり。だがその表情の奥には、“訴えたいことがあっても口にできない”という複雑な感情が浮かんでいた。
さらに羽生サイドの不安をかきたてたのは、デイリー新潮に掲載された末延さんの姿だった。彼女は、長年慣れ親しんだバイオリンケースをしっかりと背負っていた。
「末延さんは今後音楽活動を再開する意向を周囲に伝えているようです。実際、昨年末には以前から親交があるタレントの友近さん(50才)が開催したクリスマスディナーショーで、600人以上の観客の前で演奏したそうです。かつて芸能事務所に所属し活動をしていましたが、現在、新たな所属先を探しているという話もあるそうです」(芸能関係者)
末延さんは、これまでバイオリニストとしてCDを出し、数々の有名アーティストと共演してきた。バイオリンの腕前は折り紙付きで、活動を再開すれば、表舞台で脚光を浴びることは間違いない。
「地元のふるさと大使も務めていましたし、結婚するまでは、ボランティアで出身地の小学校などを訪問して演奏を披露したり、子供たちを指導したりしていました。バイオリニストとしても、クラシックという枠にとどまらず、新基軸の演奏を次々と披露する新しい形に挑戦していくタイプでしたから、活動再開を喜ぶ関係者は少なくありません」(前出・芸能関係者)
そのとき、彼女について回るのは、「羽生の元妻」という肩書だ。
「羽生さんサイドとしては、できれば末延さんが“潜伏”してくれていた方が都合がよかったのでしょう。この先も“人気商売”を続ける羽生さんにとって、結婚の過去に触れる気はない。ですが彼女が活動を再開すれば、羽生さんとの“いわくつきの離婚”という過去の記憶が喚起されてしまう。あれほど強い言葉をSNSに綴ったのには、末延さんサイドへの牽制の意味もあったのだと思います」(前出・スケート関係者)
《ファンの皆さんにも、周りの方にも、幸せがたくさん訪れますように》
1月1日、羽生はXにそう投稿した。その言葉を、元妻たちはどう捉えるのだろうか。
※女性セブン2024年1月18・25日号