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2010.11.09 10:00  週刊ポスト

菅首相の「外交嫌い」 サミットでの恐怖体験が発端との説

尖閣問題や北方領土問題で全くリーダーシップの見えない菅直人首相。すっかり「外交嫌い」の噂も定着しつつある。

そんな菅氏の「外交嫌い」を決定づけたのが、総理としての“国際舞台デビュー”となった6月のサミットでの「恐怖体験」だった。

初日の昼食会ではオバマ大統領の隣の席で、ニコニコと神妙に振る舞っていた菅首相だが、もともと黙っているのは得意ではない。夕食会の席上、何も考えずに「時には中国をG8サミットに呼ぶことを考えてもよいのではないか」といってしまった。

事務方との事前の相談もなく、思いつきの提案だった。このような席では、一見、雑談に見えても、各国首脳は綿密に計算された発言をするものである。案の定、オバマ大統領はじめ7人の首脳たちは、菅首相の発言を完全に黙殺した。

菅首相の側近がこう語る。

「その沈黙の時間は恐怖と羞恥でたまらなくなったそうだ。迂闊な同意、相づちさえ決して許されない首脳外交の怖さを初めて知ったようだ」

いったん懲りると、気の小さい総理は必要以上に慎重になる。そのため、夕食会の後の各国首脳との会談には、当時の岡田外相が同席することになり、前代未聞の「保護者同伴サミット」となったのである。

以来、菅首相の首脳外交はケチのつきっぱなし。中国の温家宝・首相とは2回も会談が実現せずに挨拶程度の「懇談」となった。経験不足のままAPEC首脳会議でオバマ大統領、メドベージェフ大統領、胡主席らを迎え、ホスト役が務まるのかと考えたら夜も眠れないのではないか。かといって、今回ばかりは中国、ロシアに喧嘩腰の前原外相を首脳会談に同伴させるわけにもいかない。

「いっそのこと、中ロが参加しなければいいのに」なんて本気で考えていそうだから笑えない。

※週刊ポスト2010年11月19日号

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