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2011.01.07 17:00  週刊ポスト

中曽根康弘氏 日本は中国と礼儀をもって付き合うべきと指摘

 中曽根康弘・元首相は、本誌インタビューで尖閣諸島問題を発端に悪化する日中関係に言及。今後、日本は中国にどう対処すべきかについて、中曽根氏の見解は以下の通りだ。

 * * *
――日本は中国にどう対処すべきか。

中曽根:「中国の国力増大、あるいはナショナルプライドの増進を尊重しつつ対処していく必要があります。従来より一歩前進した大国同士の付き合いをする新しい仕組みを、両国にアメリカを加えた関係で考えるべき段階にきていると思います」

――国内には、むしろ中国に対して弱腰ではいけないという論調も多い。

中曽根:「私はそうは思いません。大国となった中国と大国である日本との関係は、当然こうなるという状態だと思います。双方がプライドを堅持して、礼儀をもって付き合う東洋の大国の在り方を作ってゆく必要があります」

――具体的に、日中はどのような関係を結ぶべきか。

中曽根:「中国と大国同士の関係をつくるのは初めての経験です。だから両方とも試行錯誤の状態だと思います。まずは中国の新しい海上・外洋戦略が展開していますから、これにどう対するかを話し合うことが必要です。

 ただし、簡単に調整に応じるかはわからない。中国は過去100年の歴史で、日本を含む先進国に苛められてきたという思いが強いから、今はまだ昔の中国から脱却し、プライドを取り戻そうという気持ちが政府にも国民にも強い」

※週刊ポスト2011年1月21日号

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