国内
2011.01.31 17:00 週刊ポスト
市橋達也被告の自己流整形術を専門医「よく考えた」と指摘
英国人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害した罪などで起訴されている市橋被告。彼の手記『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』(幻冬舎刊)が話題を呼んでいる。そこに詳細に記された「逃亡生活」について、専門家から驚きの声があがっている。
手記によれば、彼は美容整形外科での施術以前、数度にわたって自ら整形手術を試みていたというのだ。
裁縫セットを購入した彼は驚くべき行動に出た。
〈鼻筋の横から糸のついた針を突き刺した。反対側から針を抜いて、糸をギュッと締めた状態にして、また反対方向へ針を刺した。それを何度も繰り返した。ちょうどラーメンのチャーシューの肉のかたまりをたこ糸でぐるぐる巻きに縛るようにして、鼻を細くしようと思った〉(手記より)
聖心美容外科の伊藤康平・東京院院長は、驚きを隠せなかった。
「鼻は顔の中でも痛みを感じやすい場所なので、さぞや痛かったでしょうが、縛るだけでしたらそんなに変化はなかったはず。ただし、鼻を切開して中の軟骨を露出し、それを糸で縛り鼻を薄くする手術法は実際にあります。つまり、手術の方法は間違えましたが、方向性は間違っていないんです。よく考えつきましたね」
また市橋被告は、リンゼイさんに「あなたの唇、黒人みたい」といわれたことを思いだし、厚い下唇を薄くしようとハサミで切り取った。
実はこの施術も実際にある。共立美容外科・歯科の浪川浩明・新宿本院副院長も、「美容整形でベーシックにやる手術法ですが、普通の人間なら痛くてできません」という。
彼は美容整形の知識をどこかで手に入れたのだろうか。その後、ホクロも自らカッターで切り取っている。
※週刊ポスト2011年2月11日号
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