定年退職を迎えた夫の地元の街が老人街化していることに気づき、活気を失った街を復活させようと奔走する夫(高田純次・64)の第2の人生を精力的に支える妻役を演じた女優・高橋惠子(56)。そんなふたりが出演する映画『ホームカミング』は3月12日(土)から109シネマズグランベリーモールほか全国公開されるにあたり、更年期を自己流ストレッチでうまく乗り越えたという高橋に、ナチュラルな美しさを保つ秘訣をきいた。
「ストレッチはもともと、舞台での体力づくりとケガをしないために始めました。朝と寝る前に5分くらい。血流がよくなって、冷え症や肩こりも楽になりました。リンパの流れをよくするので、美容面での効果も感じますね」と話す高橋。
明るい印象だが、47才から2年ほど更年期で苦しんだ。しかし、ストレッチは欠かさなかったのが功を奏し、また早期に通院したことで、軽くやり過ごせたという。「うつっぽくなりましたが、精神的なものではないと気づき、すぐに病院でホルモン補充剤や漢方を処方してもらったんです」。
50代も半ばを超えたが、7才と6才の孫がいるとは思えない若々しさの理由をきくと、「年齢を重ねることは外見的な若さを失う面もあるけど、自分を知ることでもある。どうすれば自分を美しく輝かせて見せられるのか、何が似合わないのか経験を経て判断できるようになりました」。
そして「何かを始めるのに遅いということはない」とも。「大事なのは楽しむこと。私の場合、無理してこれをしなきゃっていうのは続かないんです」と微笑む。趣味は散歩と落語を聞くこと、そしてガーデニングもしたいと前向きだ。
撮影■浅野剛
※女性セブン2011年3月3日号