国内

“美魔女”とは「まだまだ!」とあきらめぬ人だと前田典子語る

 いったいいくつまで女はキレイでいられるのだろうか? マエノリの愛称でトップモデルとして活躍する前田典子さん(45)。そして、小説『中年前夜』(小学館)でR40女性の生き方を生々しく描いた、作家の甘糟りり子さん(46)。このふたりが、共通の趣味であるマラソン、R40、R50女性にとっての美しさについて語り合った。

――ふたりには、マラソンが趣味という共通点も。前田さんは44才のときにオーストラリアのゴールドコーストマラソンを、甘糟さんは42才のときにロンドンマラソンを完走。

甘糟:「体、変わりますよね」

前田:「締まりますよね」

甘糟:「私は体重は変わらなかったんですけど、体脂肪が落ちました。代謝がよくなるので、いい汗をかけるんです。でも体のケアは必須。40才で走り始めたんですが、46才のいまは悲しいことに、前と同じようにはいかないですね。ストレッチやリンパマッサージをさぼると、すぐに体のどこかにガタがきちゃう。アンチエイジングという言葉は好きではないですけど、四十過ぎてフルマラソンに挑戦したくなったのは、やっぱり年齢に抵抗したかったのかもしれません」

前田:「私は42才のときに始めたんですよ。雑誌の企画で。最初はマラソンなんてとんでもない!って感じでした(笑い)」

甘糟:「でも走ったんですよね」

前田:「結局、ハーフマラソンにチャレンジしたんですけど、ゴールしたとき“まだいけるかも”って余裕があったんです(笑い)。そして2年後にフルマラソンを完走しました」

甘糟:「今年も、どこかの大会に出て走ってそうですね。(笑い)」

前田:「もしあのときにマラソンを始めてなかったら、いまのように体は絞れてなかったんじゃないかなって思います」

甘糟:「運動を定期的にしていると、体が必要な食べ物を欲してくれるんですよね。マラソンを始める前は、ジムの指導できつい食事制限をした時期もありますけど、極端な食事制限って精神的によくない。それこそ心が老けちゃう」

――ふたりが20代、30代を過ごしたのは世間がバブル景気に沸く時代。常に“主役”として時代をリードしてきた世代だ。

甘糟:「“美魔女”ブームって、私たちのようなバブル世代が中心ですよね。30代、40代と自分たちの年齢があがるのにあわせて次々とファッション誌が創刊されて、常に時代の中心だった。エラソーだけど、時代が後からついてくるという感じで。ずっと主役気分が抜けない世代なんですよ」

前田:「バブル世代って、貪欲な人が多いんじゃないかな。もっと楽しいことあるんじゃないの。まだいけるんじゃない、私。もっときれいになるためにはどうしたらいいの。まだまだ!って。つまりあきらめてない人が“美魔女”という…」

※女性セブン2011年3月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン