タレントでプロレスラーの上原わかな
ウエスト58センチ、太もも59センチ──。なんとウエストより太もものほうが太いという驚異のムチムチ体型で注目を集めるタレントでプロレスラーの上原わかな(29)。しかもタレントとしては、各局の大食い企画で活躍しているというのだから、とにかくキャラが濃い。
太ももが長年コンプレックスだったが、プロレスを始めてから考えが変わったという。試合中に前歯が折れるアクシデントを乗り越えて、東京女子プロレスのタッグ王者に輝き、1月4日昼に行われる東京・後楽園ホール大会での防衛戦も控えている。上原がリングに立ち続ける理由とは。【全3回の第1回】
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──ウエストと太ももがほぼ同じ太さだと、いつ気づいたんですか?
「プロレスのコスチュームの採寸をしているとき、『あれっ? 待って、一緒じゃない?』と(笑)。子供の頃から太ももがムチムチでしたが、プロレスを始めて、さらに磨きがかかりました」
──素朴な疑問ですが、服選びで苦労しそうに感じます。
「そうなんですよ! 太ももに合わせるならXLサイズのズボンがぴったりなんですが、それだとウエストがブカブカになっちゃう。紐などでウエストを絞れるデザインのものを探したり、ベルトで調節したり、結構苦労しています。意外とメンズサイズのズボンがちょうどよかったりします。
こういうミニスカートを穿くようになったのは、プロレスを始めて自信が持てるようになったからかもしれません。昔は太ももがコンプレックスで、足を出す服装があまりできませんでした」
──今では、「ウエスト58センチ、太もも59センチ」を武器にしていますが、以前はコンプレックスだったんですね。
「『細ければ細いほどいい』みたいな価値観に囚われていて、自分の体型にずっと悩んでいました。高校生のとき、電車に乗っていたら、パックのお酒を持ったおじさんに『立派な大根が2本ある』と絡まれたことがあって……。思わず泣いてしまい、周りの乗客の人たちが慰めてくれました。
少しでも華奢になりたくて、スレンダーな女優さんの写真をスマホの待受画面に設定して、『この足になるんだ!』と運動したり、食事制限をしていました。アイドルとして活動していた時期は、体重38キロをキープしていたこともあって、すごくキツかったですけど、当時の自分はそれだけ焦っていたんだと思います」
