今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた(司法省(DOJ)より)
2025年12月19日(現地時間、以下同)、米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(故人)に関する捜査資料、通称“エプスタインファイル”の一部が、米司法省によって公開され、波紋を広げている。
これら資料は、11月19日にドナルド・トランプ大統領が署名した“エプスタインファイル”全面公開を義務づけた『エプスタイン文書透明性法』を受けて公開されたもの。しかし、「30日以内」と定められた期限内での全公開には至らなかったうえ、文書のなかには大量に黒塗りされたものが存在することから、世間やメディア関係者などから「意図的に隠蔽されたのではないか」との厳しい反発の声があがっている。大手紙国際部記者が解説する。
「エプスタイン事件は、11歳の少女を含む少なくとも十数人の未成年が被害に遭った人身売買および売春事件であり、捜査資料の公開には最新の注意が払われています。特に、文書や写真に登場する女性・子どもには、被害者保護などの観点から黒塗りで編集する作業を行なうことは事前に伝えられています。
エプスタイン元被告と親交があったことが公になっているトランプ氏に関する資料が、関連ファイルから一時的に削除されていたことなどがわかる と『政治的配慮があったのか?』といった疑問が噴出。現地は混乱に陥っています」
12月23日 、司法省は新たに資料を公開。その中には、トランプ氏がかつてエプスタイン元被告の自家用ジェット機に8回搭乗していたとする電子メールが含まれている。
「元被告は、自身が所有するカリブ海の諸島にある邸宅で、少女らに性的虐待をくわえたとされている。プライベートジェット機のフライトログは、“買春ネットワーク”の全貌を証明するかもしれない重要な資料とみられています。
もちろん、エプスタインファイルは事件への関与を直接的に証明するものではありません。ただし、世間が“捜査の透明性”を強く求めている以上、全面公開に違反するような動きに対して批判があがるのも当然といえそうです」(同前)
ビル・クリントン元大統領がジャグジーでのけぞって…
今回公開された資料にはある政界の大物が多く顔を出している。ビル・クリントン元米大統領だ。ある写真には、黒塗りで編集された人物の隣で、のけぞるような体勢でジャグジーに浸かるクリントン氏が確認できる。ほか、若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた。
「トランプ氏の写真がほとんど確認できない一方で、クリントン氏に関する資料が多く存在していたことから『“スケープゴート”にされたのではないか』との疑問もあがっています 。
クリントン氏はスポークスマンを通じて 、特定の人物を保護するような配慮はせず、自身の資料も含めて残り全てをすぐに公開するよう呼びかけました」(同前)
