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地震学者 房総半島沖での大地震発生の可能性を指摘

未曽有の大災害となった東北関東大震災。余震はこれから数か月間続き、震源域の南北両端で多発するという地震学者も少なくない。また地震発生直後からは、長野や新潟など別の場所を震源とする地震が多発しており、“さらなる大きな地震が起こるのでは?”と日本中が恐怖に怯えている。

そんななか、3月13日に放送された『NNN緊急特番東日本大地震』(日本テレビ系)で東京大学地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授が語った予測が専門家の間で話題になっている。

それは今回の大地震の震源域の南にある房総半島沖を震源とした大地震が起こる可能性があるというものだ。前述の纐纈教授と一緒に地震の研究をする東京大学地震研究所の大木聖子助教が彼の説をこう説明してくれた。

「今回の地震は同じプレート内で起こっているんです。最初の震源地から北へ、南へとドミノ倒しのように広がったんです。房総沖はいま、その倒れてきたドミノを頑張って支えている状態で、いつ倒れてもおかしくない。だから房総沖に大きな地震が起こっても不思議ではないんです」

さらに京都大学名誉教授の川崎一朗氏もこう指摘する。

「(房総沖地震の)可能性はあると思います。スマトラの地震のときも、3か月後に震源の東側の近い場所でマグニチュード8.7の地震が起こっています。房総沖は北にある今回の震源域と同じプレートにありますからね。それと同じようなことが起こるかもしれないんです」

※女性セブン2011年3月31日・4月7日号

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