ライフ

福島県における食物の放射能被害 計測数値の推移一覧表

 福島第一原発事故にともなう食物への放射能被害が懸念されている。そこで本誌は、各自治体の発表をもとに、福島県における食物の放射能被害をまとめた。

※計測された食物が大量かつ広範囲に広がっているため、県内を3つの地域に分け、「原乳」と「葉物野菜」で計測された数値を調べた。各地域、南北でそれぞれ高い数値を記録した場所を2~3か所選定した。基準値を超えていない原乳も、地域別の放射性物質量を比較するために掲載した。野菜はすべて露地物。
※食品衛生法に基づく野菜類の「暫定規制値」は、ヨウ素131で2000Bq/kg、セシウム134と137の合算で500Bq/kg。飲料水・原乳はそれぞれ300Bq/kg(乳児は100Bq/kg以上)、200Bq/kg
※数値はI(ヨウ素131)/Cs(セシウム134と137の合算)。単位はBq/kg。「×」は不検出
※同一自治体で基準値を超えた同じ作物が複数報告された場合は、その中で最も数値の大きなものを選択
※数値の変遷は基本的に、事故発生後に初めて計測された際の数値→数値が下降し始めた際の数値(初計測時が最高値でない場合は最高値)→最近の数値の順に掲載
※「*」は基準値を超えていることを示す

【浜通り】
・相馬市(原乳)
3月19日→3月22日→4月7日
42/×→*500/59→25/12.6
・飯舘村(原乳)
3月19日→3月22日→4月7日
*5200/*420→*1000/53→46/27
・いわき市(原乳)
3月19日 →3月22日→4月12日
*980/6.6→*390/×→18/×
・南相馬市(キャベツ)
3月21日→3月28日→4月11日
*5200/*2600→140/93→×/240
・飯舘村(ブロッコリー)
3月21日→3月28日
*17000/*13900→*4400/*10600
・いわき市(ブロッコリー)
3月21日→3月28日→4月11日
*8100/*1780→*2300/*690→160/240

【中通り】
・国見町(原乳)
3月19日→3月22日→3月29日
*1400/36→140/13.9→18/×
・川俣町(原乳)
3月16日→3月20日→4月7日
*1190/18.4→*5300/20→28/5.6
・西郷村(原乳)
3月19日→3月22日→3月29日
*250/×→87/10.5→29/×
・本宮市(茎立菜)
3月21日→3月28日→4月11日
*15000/*82000→*3000/*18700→57/*630
・田村市(ホウレンソウ)
3月21日→4月4日→4月11日
*19000/*40000→*5200/*19000→*1100/*5600
・西郷村(山東菜)
3月21日→3月28日
*4900/*24000→*2100/*15700

【会津】
・喜多方市(原乳)
3月19日→3月21日→3月28日
96/×→25/×→10/×
・下郷町(原乳)
3月19日→3月22日→3月28日
14/×→13/×→×/×
・会津若松市(ホウレンソウ)
4月11日
180/*2200
・下郷町(ホウレンソウ)
4月11日
19/*530

※週刊ポスト2011年5月6日・13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
理論派として評価されていた桑田真澄二軍監督
《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する「複雑なチーム内力学」 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン