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両親不仲で12才娘「生まれてこなければよかった」とうつに

 最近、うつ病になる人が増える傾向にあるとが、それは子供とて例外ではない。両親の不仲に悩んだ末、うつ状態になったという少女のケースを紹介する。

 * * *
 小学6年生の女の子・Aちゃん(12才)宅は、完全な家庭内別居状態。両親は顔を合わせても目を合わせることも口をきくこともなく、時折、罵り合うことも。次第にAちゃんは眠りが浅くなり、集中力が低下。学校での成績も下がった。食欲や、笑うなどの表情もなくなり、「生まれてこなければよかったのかな」という深刻なメールを友人に送信していたのを母親が見つけた。

 このケースについて、「カウンセリングルーム・プリメイラ」代表の袰岩(ほろいわ)奈々さんはこう語る。

「夫婦関係が悪化すると、親同士も余裕がなくなって子供に八つ当たりをしたり、パートナーの悪口を子供の前でいいがちですが、それは子供にとって相当なストレス。“今後、両親はどうなるんだろう?”という不安から拒食や不眠、登校前に熱が出るなど、うつ的な症状が出てきたりします。また、子供は夫婦不和の原因を自分のせいだと考えがちですので、“あなたのせいではない”と必ず伝えるべきです」

※女性セブン2011年6月2日号

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