芸能

チャン・グンソク人気理由 亀井静香と同じでギャップあるから

 同じ“プリンス”でも、このモテっぷりの差はどこからくるのだろうか? “球界のプリンス”日本ハムの斎藤佑樹投手(23)は、一時期のモテはやされぶりから比べると、ちょっと人気下降気味。オールスターゲームの人気投票でも5位(パ・リーグ先発投手)となり、落選してしまった。 一方、“韓流プリンス”のチャン・グンソク(23)は、すさまじい人気だ。来日時には、空港にファン約800人、会見には報道陣は約300人が詰めかけ、テレビではその一挙手一投足が報道される大フィーバー。奇しくも同い年のふたりの“モテ度”の違いについて、駒沢女子大学教授で心理学者の富田隆氏に分析してもらった。

 * * *
 まず、世間では、「草食系男子」「肉食系男子」と男性のタイプをふたつに分けるのが主流になっていますが、どちらがよりモテるかを比べるのはナンセンスです。モテる男性とは、“パワー”のある男性のことです。パワーというと肉体的なものと捉えがちですが、人気、経済力、政治力などもパワーとなります。

 斎藤佑樹投手は、外見的なやわらかさと、品行方正な優等生といったイメージから世間的に草食系男子と捉えられていますが、彼の場合も、あるパワーによってモテている。それは、野球選手としての実力よりも、メディアへの露出や観客動員が見込めるアイドル的な人気としてのパワー、ということになります。

 そのため、東日本大震災が彼にとって不利に働いてしまった。テレビや雑誌では、震災報道がメインとなり、その間、メディアへの露出が極端に減って彼のパワーを弱めることになってしまったのです。

 一方、チャン・グンソクですが、彼のもっとも目を引くところは、一見女性と見紛うほどにきれいなルックスです。その中性的なイメージから、おっとりとした草食系男子と区分しそうになりますが、会見などでの彼の言動を見ていると、これがどうも違う。むしろ、肉食系男子のような向きがある。

「俺だけ見ろ!」と日本語で声を張り上げたり、日本の女性をどう思うか?との質問に、「キライ」と答えた後、「ウソ、大好き」というやり取りがそれです。彼のこうした俺様的な発言に、会場の女性たちからはひと際大きな歓声が上がっていました。

 チャン・グンソクが持つパワーをひと言でいうなら、“ギャップ”です。彼の中性的でやわらかな外見と、男性的な言動という取り合わせの意外性が魅力なのです。女性は、昔から男性のギャップが生み出すパワーには弱く、惹かれやすいんです。

 このギャップという魅力にはさまざまなものがあります。一例を挙げれば、衆議院議員の亀井静香氏のケースです。亀井氏は、その女性的できれいな名前とはおよそ似合わないコワモテと豪腕ぶりで強烈な個性を放つ政治家ですが、その半面、油絵を描いたり歌を詠んだりといった繊細な趣味を持っていたりする。その意外性にクラッときたという女性はけっこういたといいます。

 斎藤投手は今後、野球選手としてのパワーを得てもっと活躍すれば、これまでのイメージとの間にギャップが生まれて、よりモテていくと思います。

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト