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ペットボトルに水と入浴剤を入れるだけで30m飛ぶロケットに

簡単に作れるペットボトルロケット

 いよいよ夏休みシーズン突入!……というわけで思い出すのが小学校時代の夏休みの自由研究だが、いま「大人の自由研究」が話題になっている。どこにでもあるもので手軽に科学の威力を実感でき、しかも子供に「すごい!」といわせる優れもの。その中のひとつとして、『大人のワクワク実験 アウトドア編』(小学館)にも収録されている「入浴剤ロケット」を紹介しよう。

 * * *
【入浴剤ロケットとは何か?】
 コーラにメントスを入れると、5m近い泡柱が吹き上がるという「メントス&コーラ」が数年前に世界的な話題になったが、その進化版が「入浴剤ロケット」だ。水と入浴剤など簡単な材料を使うだけで、ペットボトルを爆発的に(30mも!)飛ばすという代物だ。

【材料】
■炭酸飲料のペットボトル(1.5L~2Lサイズで円柱形のもの)
■発泡入浴剤(必ず発泡性のもので)
■ワインのコルク栓
■水
■割りばし
■輪ゴム

【遊び方】
【1】まず発泡性の入浴剤を金槌などで細かく砕きペットボトルの中に入れる。
【2】次にペットボトルの大きさに合わせて割りばしと輪ゴムを使って発射台を作る。
【3】入浴剤の入ったペットボトルの中に漏斗などで水を入れ急いでワインのコルク栓で栓をする。
【4】コルク栓を下にして発射台にセットする。
【5】ペットボトル内の圧力が最大限に高まるとロケットは想像を絶する勢いで飛びたつ。

 手順は簡単だが、写真を見ていただければお分かりの通り、ロケットの推進力は圧巻だ。東京学芸大学附属高校教諭で『大人のワクワク実験』の著者、岩藤英司先生がその科学的な原理を解説してくれた。

「水に溶けた発泡性入浴剤が炭酸ガスを出し、このガスがペットボトル内に充満していきます。すると限定された空間に炭酸ガスが溜まっていくため当然ペットボトル内の圧力は急速に高まる。蓄積されたエネルギーが、唯一の逃げ口であるコルク栓に一気に向かっていく。その結果、コルクを押し出し、ペットボトルを飛ばす、という仕組みです」

 ただしこのロケットの推進力は非常に強烈。必ず人気の少ない見晴らしのいい開けた場所で飛ばす必要がある。またペットボトルの栓は、ワインの栓を使用し絶対にキャップでは締めてはならない(ペットボトルが破裂する恐れがあるので)。これら注意点を守ったうえで、ぜひ挑戦して欲しい!

撮影■太田真三

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