月9ドラマ『絶対零度』で主演を務めた沢口靖子
ベージュのダウンコートに包まれた背筋はすっと伸び、還暦とは信じられない凛とした佇まいだ。女優・沢口靖子(60)はマネージャーが運転する白い高級車から出てきたと思いきや、連絡事項を思い出したのか、再び車内に戻ってマネージャーと話し込み、多忙さがうかがえる。車内での打ち合わせを終えると、ようやく都内の自宅マンションへと帰っていった──。
沢口にとって、2025年は特別な1年だった。同年10月よりスタートしたドラマ『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』(フジテレビ系)は、沢口にとって月9枠初出演にして初主演。
そもそもフジテレビの連ドラでの主演自体が約35年ぶりということで、本人もかなりの熱意を持って撮影に挑んだようだ。テレビ局関係者の話。
「沢口さんは、女優として新たな一面を見せようと、『絶対零度』の撮影にあたって髪をばっさり切り、ショートヘアにイメチェン。さらに『ヤバッ!』など若者言葉を使ったり、全力疾走したり、ヒットソングを熱唱したり、明るい性格の刑事役に挑みました」
主演作『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)は、1月23日放送の『科捜研の女 ファイナル』で、ついに26年間の歴史に幕を下ろす。前出のテレビ局関係者が続ける。
「沢口さんにとって、主人公・榊マリコはもはや“分身”といっても過言ではありません。しかし、やはり7カ月間に及ぶ京都での長期ロケは、年齢的にも体力的にも大変だったようです。
少しでもロケの負担が少なくなるよう、新幹線の駅まで出やすい3億円のマンションを数年前に購入したばかりだとは聞きましたが……。モチベーションは高かったものの、局側の意向もあり、沢口さんも継続を断念したようです」
気になるのは、長寿シリーズを終えた沢口の今後だが……。また別のテレビ局関係者が明かす。
「ある民放ドラマへの出演がすでに内定していると聞いています。2021年公開の劇場版『科捜研の女』でワイヤーアクションに初挑戦するなど、年齢を重ねても意欲と柔軟性があるので、制作陣にとって話を振りやすい存在なのでしょう。
とても真面目な性格で、『科捜研の女』では、専門用語の多いセリフもしっかり意味を理解した上で現場に臨んでいました。スタッフの間でも『普通の主演俳優の何十倍も準備している』や『沢口さんは一体いつ寝ているんだ』と評判ですが、それでいて天然キャラで周囲を和ませてもくれる。
もちろん知名度も高いですし、『科捜研の女』が完結するいま、沢口さんにオファーしたい局は多いはずですよ」
まだまだ多忙な日々が続くようだ。
