芸能

紳助 謹慎当時、代役でも視聴率落ちずショックで引退考えた

 8月23日、暴力団関係者との親密交際を認め、芸能界引退を発表した島田紳助さん。2004年には吉本興業の女性社員への暴行事件で謹慎した過去もあるが、その当時も、知人に「芸能界からの完全引退」を漏らしていた。その時の様子を振り返る。(週刊ポスト2004年12月17日号より)

 * * *
(2004年の謹慎当時)所属する吉本興業関係者によれば、紳助は深刻な事態になっていたという。

「自分のことより、仕事関係者に迷惑をかけたのをずっと悩んでいて、今では、頬がげっそりの状態です。それに最近、ごく親しい人に“芸能界から引退する”といっているんです。“どんな顔で番組に出れるねん”“元々若いときから50歳でタレントは引退しようと思っていたんや”と強がってはいるようですが……。意志は固いと聞いています」

 紳助が完全引退を漏らしはじめたのには、かつてのレギュラー番組の“視聴率”も影響しているという。

 事件後、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)は後輩の東野幸治、また、『世界バリバリ☆バリュー』(TBS系)は、小倉智昭が代役を務めている。ところが、視聴率にはほとんど変化はない。たとえば、『行列~』では、事件前の10月17日が16.5%で、11月21日も同じ16.5%という具合(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。

 これが紳助にはショックだった。

「紳助は、自分が出演しなくなって視聴率が落ちれば、テレビ局はもちろん、視聴者からも“やっぱり紳助じゃないと”という声があがってくるはずと計算していたのにそうはならなかった。紳助はプライドが高い男だから、相当こたえているでしょう」(吉本興業関係者)

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