ライフ

韓国のホテル 日本人客で連日満室「日本はずっと夏休み?」

「超円高」が続いている。8月19日には一時、戦後最高値となる1ドル=75円95銭を記録。新聞やテレビはこのニュースでもちきりになった。でも、実際のところ、円高って私たちの生活にどんな影響があるのだろうか?

 ニュースでは日本経済の先行きを心配しているけど、夏休みに海外旅行に出かけた人たちは、「旅行代金も安いし、旅行先での買い物がすっごく安くて、超おトクだった」とホクホク顔だった。そこで、まずは円高の“メリット”を調査すべく、本誌も海外取材を敢行することを決定!

 締め切りと予算の関係から、行き先はお隣の韓国で、日程も1泊2日の超過密。それでも「行きたい!」と名乗りを上げる記者が多いなか、自分好みの買い物に走らず「客観的に取材できる」を理由に、男性記者Aが選ばれた。

「ずる~い!」という女性記者たちの声をよそに、A記者は急な出発に備えてそそくさと旅行の準備。さっそく旅行会社にチケットを申し込み、往復航空券を3万3000円の超格安でゲットした。

 出発前日の8月22日の為替レートは、100ウォン=7.10円。2007年の年間平均レートは100ウォン12.36円だったから、4年間で円はウォンに対して7割以上も値上がりした計算だ。1万円を両替すると、4年前には8万900ウォンだったのに、いまなら14万800ウォンに!

 とはいえ、2008年には急激なウォン安が話題になり、その後もウォン安傾向が続いている。この数年の韓国ツアーブームは、「円高ウォン安」が支えてきたともいえるのだ。

 お盆休みが過ぎた平日にもかかわらず、飛行機は家族連れや女性同士のグループでほぼ満席。急な出発だったため日本からネットでホテルを予約することができず、金浦空港に到着してからホテルに電話するも、どのホテルも満室、満室、満室…。

「日本からのツアーのお客様で連日満室です。日本はずっと夏休みなんですか?」

 と逆に質問されたほど。ようやく5軒目にして、宿泊先を確保することができた。

※女性セブン2011年9月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン