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柏原激走で箱根駅伝優勝の2009年東洋大 入学志願者1万人増

毎年、驚異的な視聴率を誇る箱根駅伝。箱根の順位は思わぬ所にも影響するという。大学の強化体制がスカウティングの成否、そして順位に比例すると東海大学の両角速(もろずみ・はやし)監督は言う。

「学費免除等の経済的な支援や施設・設備の充実、指導体制の確立等、様々な要件がありますが、東海大学として、何を売りとするかですね。今は、スカウティング能力では東洋大が一番優れている。スカウティング専門の方がいて、この人の能力がピカイチ。柏原を見出したのを初め、どんな小さな大会でも足を運ぶ。磨けば光る選手を見つけては、その場でスカウトします」

その東洋大学では、駅伝人気で2009年の志願者が前年より1万人増えたと言われる。入学受験料は3万5000円。受験料だけで3億5000万円の臨時収入が大学に入った計算になる。だからこそ各大学は、大学の名誉と未来を賭けて箱根を闘う。

※週刊ポスト2012年1月1・6日号

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