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「若者の結婚式離れ」時代に“フォトブライダル”利用急増

“フォトブライダル”利用急増中

1月1日に発表された厚生労働省の人口動態総覧によると、2011年に結婚した夫婦の数は約67万組。これに対して、経済産業省の「特定サービス産業実態調査」(05年調査)によると、年間の結婚式(挙式・披露宴)は、約35万件にすぎない。

30代独身の筆者の周囲を見回してみても、披露宴を大々的に挙げる人はだんだん少なくなっている印象。親しい友人だけ、親族だけで海外という人たちが多く、30歳を超えると、もはや式自体行わず、書類の手続きだけというケースが多い(あくまで筆者の周囲である。念のため)。

そんな中で、昨年より「Pridal」というサービスが登場 。同サービスは、グランドハイアット東京や横浜ロイヤルパークホテル、フォーシーズンズホテル椿山荘 東京、などの高級ホテルで、『写真』と『身内だけのお食事会』をセットにしたフォトブライダルというもの。2名で9万9800円から実施可能で、「Pridal」を提供する株式会社キリフダ代表取締役の豊沢真輔氏によると直近の1年間で3倍以上の売上げが伸び同様のサービスを提供する業者も急激に増えたのだとか。

成人式の写真だけ撮影するようなものかしら…。まあ結婚式費用がもったいないという若者が増えているのか、と利用者を聞いてみたところ、豊沢氏は時間の余裕が無いことや、経済的理由で結婚式を挙げない方もいるとしながら「できちゃった婚、宗教上の理由で日本の結婚式を挙げない方、2回目の結婚の方などがいる」とも。なるほど、さまざまな利用法があるということか。

サイトでは、サービスエリア(東京・横浜、大阪・京都、名古屋)、選べるドレスのイメージ写真が公開されているほか、さまざまなプランも提案。午後6時からの「ナイトブライダル」もあり、平日でも“結婚式”を行えるようになっている。

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