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松木安太郎氏の絶叫解説 実は深い親切心があると関係者指摘

 3月14日、ロンドン五輪サッカーアジア最終予選の日本対バーレーン戦(国立競技場)は2-0で日本が勝ち、見事ロンドン行きを決めた。

 そのなかで際立ったのは、テレビ朝日のサッカー中継における松木安太郎氏の解説だった。「シュートまで行け!」「おおー!」「いいボールだ!」「ナイスカット!」「ナイスだよ! ナイス!」などといつものように叫びまくり、日本代表を鼓舞。
 
 そうしたなかで、日本は後半10分に扇原貴宏(C大阪)が先制点を上げると、4分後には清武弘嗣(C大阪)が追加点。試合はこのまま終了した。

 松木氏の解説には称賛の声が上がる一方で、「ただの応援に過ぎない」「もっと専門的なことをいうべき」と批判が絶えないのも事実。これに対し、あるテレビ関係者はこう語る。

「松木さんは『日本代表戦は、サッカーの知らない人もたくさん観る。だから、基本的な説明を心掛けている』といっていました。逆に、『Jリーグの試合は、サッカー好きが専門的な解説をする必要がある』そうです。といっても最近、地上波でJリーグの放送はほとんどありませんが……」

 アナウンサーより早く「オフサイドだ!」と叫ぶのも視聴者への親切心からだし、普段サッカーに興味のない人は背番号と顔が一致しないため、「17番の清武選手が」というのも、大変ありがたい説明なのだ。

 時折聞かれる、「右サイド、右サイド! 右サイド空いてますよ!!」などという視聴者ならほぼ全員がわかりそうな指摘も、ボールウォッチャーになっているテレビの前の主婦には貴重なアドバイスなのである。

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