芸能

熟女ブーム 72歳五月みどり「29年ぶりに脱いでもいいかな」

 空前の美熟女ブームと一部巷では言われているが、美貌、色気、包容、豊満……五月みどりは、熟女に求められるすべてを備えたセックスシンボルだった。そんな五月みどりが眼の前にいる! 現在72歳というが信じられん。この色香、50代で通用する。

 五月さんは艶然とほほ笑んだ。

「セクシー熟女の代表といっていただけるのは本当に光栄です。世の男性が私に、お色気ムンムンというイメージを持つことには抵抗なかったですね。映画やレコードなどいろんなお仕事ができて楽しかった。やる以上は、一生懸命に男性の期待にお応えしようとがんばりました」

 五月さんが真正面から“熟女”を打ち出したのは1983年発売のレコード『熟女B』からだ。彼女は43歳だった。

「最高の名曲だと自負しています。作詞・なかにし礼先生、作曲・中村泰士先生のゴールデンコンビの作品です。

 この曲は、黒いレースのシースルーの衣装で歌っていました。下はショーツだけだから、ぱっと見たらスッポンポンだと錯覚しちゃう。ステージでは大歓声をいただいたんですけど、テレビではお色気がありすぎて、出演させてもらえませんでした」

 五月さんが初めて桜色に染まった柔肌をみせたのは、1975年封切りの映画『五月みどりのかまきり夫人の告白』だった。以降、東映と日活で4本の作品に主演した。

「83年の日活ロマンポルノ、『ファイナル・スキャンダル 奥様はお固いのがお好き』のタイトルは私が考えたんです。企画会議で口にしたら大ウケしちゃって。でも、エロチックな映画はこの年までにしました。女優としての仕事の幅を広げたいと思うようになったんです」

 五月さんは、1984年放送のテレビドラマ『昨日、悲別で』で演技派に転向した。同時に、彼女が裸体をみせることもなくなってしまう。

 近年では、2007年『伊東家の食卓』で演じた、美人で気さくなお母さん役が思い出されよう。だが、それで“熟女のアイコン”としての五月さんを慕うファンが、減ったわけではなかった。

「現在も30代の男性ファンが大勢いてくださいます。私には、何でも許して包み込み、ときには叱ってくれるような雰囲気があるみたい。でも、実際はけっこう男性に厳しいタイプなんですけどね」

 最近では、そんな五月さんが歩んできた人生に共鳴する女性ファンも多いという。

「また熟女が大ブームですからね。私も古希をこえたし、元祖熟女として、29年ぶりに脱いでもいいかな」

※週刊ポスト2012年3月30日号

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン