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初代タイガーマスク 好敵手D・キッドとの無観客試合の秘話

1981年にデビューした初代タイガーマスク

 今年は新日本プロレスと全日本プロレスが旗揚げ40周年を迎える。ジャイアント馬場やアントニオ猪木を筆頭とし、数多くのスターを輩出してきたマット界だが、鮮烈な印象を残したスターの一人が初代タイガーマスクである。
 
 ピンク・レディー解散公演があった1981年、初代タイガーマスクはデビューし四次元殺法で大ブームを巻き起こすが、わずか2年で新日を退団した。タイガーと親交のあったカメラマンの山本皓一氏が、新日退団後の秘話を明かしてくれた。

「タイガーは『ライバルのダイナマイト・キッドと決着がついていないことだけが心残りだ』というので、2人で渡米し、キッドと再会した。私以外に誰も観客のいない道場で、2人は試合を行ない、最後は微笑んで終わった」

撮影■木村盛綱

※週刊ポスト2012年4月13日号

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