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無機質になりがちなデスク デザインにこだわったPC「SPECTRE」

フロアランプが映り込むほどピカピカなガラスの天板

日本の家電は「白物家電」といわれるように、“白っぽいもの”が多い。しかしその一方で、「デザイン家電」が人気だ。高性能を備え、デザインに優れながら、インテリアにも調和する家電として、木目調の冷蔵庫や陶器製の電気ケトルなどが出ているが、「どうせ使うなら、他のインテリアや食器などと合うもの、見た目がいいもの」というニーズは、ついつい無機質になりがちな文房具やオフィス製品にもある。

オフィスで使うものといえば机やチェアーが真っ先に思い浮かぶ。長い歴史に培われた高い技術力に加え、デザインも美しいハーマンミラー社の「アーロンチェアー」は10万円以上するものもあるにもかかわらず、疲れにくいとして有名だ。長く使うものだからこそ、いい椅子を使いたいという声は多く、高機能でデザインに優れたチェアーとしては、日本のメーカーからも「コンテッサ」(岡村製作所)、「レビーノ」(イトーキ)などがある。

机上のアイテムに高級感やデザイン性を求める文具愛好家は多く、使い勝手はもちろん“持つだけで気分が高まる”として人気だが、最近ではパソコンにもその流れがあるようだ。
欧州を中心にモバイルノートPCを販売する台湾のダイアローグ・テクノロジー社の「フライブック 」は、2006年に日本に上陸した際には可動式ディスプレイと、赤や黄色などの斬新なカラーが人々の目を奪ったもの。

デザイン性のあるパソコンといえば、ソニーが「VAIO」のトップカバーにデザイン性をもたせたものの提案をするなどしてきたが、今年、日本HPからは「プレミアム」をうたったパソコン本体「ENVY14-3000 SPECTRE」が登場している。こちらは、“プレミアムウルトラブック”と位置づけ、高性能を備えながらトップカバーやディスプレイにガラスを使用していることが最も大きな特徴。パームレストとタッチパッドはホワイトシルバーとなっており、漆黒と白銀のコントラストが高級感を醸し出す。日本HPでは「こだわる人の」パソコンと位置づけており、所有する喜びを満たしたい人向けといえそうだ。


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