次期衆院選への不出馬を表明する自民党の菅義偉元首相(時事通信フォト)
戦後最短の選挙戦に向けて政界が揺れる中、新たな衝撃が走った。菅義偉元首相(77)が、次の衆院選に出馬せずに引退する意向を表明したのだ。
1月17日に会見を開き、「70代になってから、自分の政治家としての引き際を常に考えていた」「喜寿を迎え、後進に道を譲ることを真剣に考えた」などと語った。
菅氏は1948年生まれ、秋田県出身。代議士秘書、横浜市議を経て、1996年の衆院選で初当選。第2次安倍政権では歴代最長となる約7年8か月の間、官房長官を務め、2020年9月に内閣総理大臣に就任した。
首相退任後も自民党の副総裁を担当するなど尽力してきたが、近年は、健康不安がささやかれていた。全国紙の政治部記者が証言する。
「ほかの政治家の応援に駆けつけたときも、菅さんの演説は途切れがちで、抑揚にとぼしく覇気のない印象でした。歩行がおぼつかず、SP(警護官)に支えられる場面もありました。
かつては“最強の官房長官”と畏怖された菅さんですが、近年は、うつろな表情をとらえた動画が心配の声とともにSNS上で拡散されたり、X(旧ツイッター)では『#菅さん大丈夫』がトレンド入りするなど、もっぱら健康状態が注目されていました」
過去にも菅氏は、“激ヤセ”で周囲を驚かせたことがあるという。前出の政治部記者の話。
